「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

昭和20中三、平成18中三

2006-05-21 06:11:49 | Weblog
夏日になった昨日孫の運動会へ出かけた。東京でも多少郊外の
住宅街にある中学校の校庭にはまだ緑があり、老人の目には
まぶしかった。それ以上にまぶしかったのは女生徒たちの健康
美だった。小学校から中学(旧制)大學と僕には共学の経験が
一回もない。

会場には、応援の若いお父さん、お母さんが多かった。考えてみると
僕には子供の運動会(中学校)を見に行った記憶がない。昭和50年前後
だったと思うが、あの頃にはそんな習慣はなかったように思うのだが。
それとも僕だけなのかもしれない。

肝心の僕が中学三年だったときはどうだったのだろうかー。敗戦の
昭和20年時を想いだしてみた。東京は連日のような空襲で焼野原。
僕たちは空腹を抱えて軍需工場へ動員されていた。学校の授業さえ
ないのだから運動会どころではなかった。運動といえば木銃を持った
教練ぐらいであった。

改めて平和に感謝して深呼吸をした。