「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

イムジン河の流れ 「北」は幸せかー。

2006-05-20 06:16:27 | Weblog
竹中平蔵・総務相が「私の愛唱歌は”イムジン河"だ」と語っていた。多分、
大臣はこの歌の歴史を知らないに違いない。1968年ごろ、この歌は若者の
間でベトナム反戦歌みたいに歌われていた。「ザ・フォーク・クルセーダー」
が"帰ってきた酔っ払い”についでレコード化しようとしたところ、総連
(在日本朝鮮人総連合会)から横槍が入って発売中止となった。確か日本語
の歌詞が正しくないとかいう理由だった。

”イムジン河”の二章節目。
# 悲しく水鳥は南の岸で鳴き 荒れた野良(のら)には
  むなしく風が立つ 幸せ花咲く祖国の北の歌
  イムジンの流れよ伝えてくれ
               (李 錦玉・訳)
一目瞭然、北朝鮮賛歌である。拉致という国家犯罪を平気でする国がよくも
"幸せ花咲く"祖国といったものだ。

荒れた野良の国の「民団」(在日大韓国民団)が無法の国、北朝鮮「総連」に
和解を申し入れたという。「民団」は拉致、脱北者問題をどうするつもりか。
1959年、在日の北朝鮮帰還(北送)のさい韓国は”棄民政策”を非難された。
拉致の被害者に同情を寄せない国は、やはり野良の国だ。