「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

環境省の"風呂敷大作戦”

2006-08-24 06:20:41 | Weblog
環境省が24日まで東京の庁舎で夏休み「子ども霞ヶ関見学デー」を開催
している。夏休みも残り少なくなって、子どもの「自由研究」のテーマ探し
に悩むお母さんたちは、この企画にとびつき会場は子どもづれの母親で
一杯だったと、テレビは伝えていた。身近な水の酸性度の検査、STOP
地球温暖化、燃料電池による体験ツアー、それに風呂敷のいろんな結び方
教室など母子の興味を引くものばかり。

僕の関心をひいたのは何故風呂敷が環境問題かであった。さっそく関連の
HPで調べてみたら、レジ袋の減量作戦が風呂敷普及の目的だった。驚いた
のは家庭ゴミの60%がレジ袋、その重量は60万㌧だという。このレジ袋の
ゴミを減らそうと始まったのが風呂敷の普及。寡聞にして知らなかったが
小池百合子・環境大臣考案の「もったい風呂敷」もすでに市販されている
とのことである。ペットボトルを再利用した布地で出来ている。

しかし、風呂敷はレジ袋を駆逐できるだろうかー。遠い記憶をたどり、
レジ袋以前の買物風景を思いだしてみたが、風呂敷だけ持って買物へ
出かけた主婦はいなかったように思う。なにかしらの買物袋や篭をさげて
買物していたのが目に浮かぶ。
せっかくの環境省の風呂敷大作戦に水をさすつもりはない。風呂敷は伝統
的な便利なものだ。ぜひ、もう一度復活、普及させて貰いたい。しかし、
レジ袋の代替にはなれないような気がする。一工夫お願いしたい。