「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      現代版 ”ビー玉" "おはじき”遊び 

2007-10-06 05:09:59 | Weblog
きのう、町内会主催の”骨粗しょう症”予防の会があって出席した。会場は
ほぼ満員で、お年寄りたちの関心の深さがうかがわれた。"寝たきり老人”
の原因の第三位は、この病気からとのこと。講師のお医者さんから一通り
骨密度(YAM)や食事について説明があり、そのあと骨折予防の体操実習
があった。一番、面白かったのは、足の指を使って”ビー玉”や"おはじき”
を摘み上げる体操。単純だが意外に難しく老人にはきつかった。

それこそ何十年ぶりの”ビー玉”"おはじき"遊びだった。子供の頃の昔がよ
みがえった。昭和10年代の東京(区部)は本通りを除けば横丁の道は、まだ
舗装されていなかった。僕ら男の子は一日”ビー玉”や”メンコ””ベーゴマ” 
遊び、女の子は"おはじき"や”なわとび”"ゴムとび”などに興じた。横丁には
車など入ってこない時代だ。 

東京の町から子供達の元気な遊び声が聞こえなくなってから久しい。昔から
の”隠れん坊”や"鬼ごっこ”は、今はどうなっているのだろうかー。子供が外
で遊ばなくなった結果、子供の体力が落ちていると聞く。数十年先、この子供
たちが、老人になった時、”骨粗しょう症”は?余計な心配だが。

年寄が足の指で”ビー玉”や”おはじき”をつかむ図は、あまり格好のよいもの
ではない。しかし、転倒して”寝たきり老人”になれば、本人はもちろん周囲に
迷惑をかけることになる。ところで、東京では”駄菓子屋さん”がなくなってし
まった。どこで"ビー玉”や”おはじき”が買えるのだろうかー。