台湾で16年ぶりに軍事パレードが復活した双十節の昨日、久しぶりに横浜の
中華街を訪れてみた。双十節というのは中国の辛亥革命(1911年)のあと出
来た中華民国の誕生を祝う建国記念日である。今年で96回目。横浜の中華街
でも華僑総会が主催で祝賀行事が行われた
一般の日本人には双十節も現在の中国の建国記念日である国慶節(10月1日)
もごっちゃである。中華街に来る観光客のほとんどは、会場(中華学院)正面の
「青天白日」旗を見て、台湾のお祭りだと知る。事実、催しには中国伝統の蛇踊り
(ドラゴンダンス)に混じって、台湾原住民の踊りも披露されていた。
項羽を祀る関帝廟近くの中山路の小さなレストランで630円の定食を食べた。昼
食事なのにに、店内はガラガラ。中国から来たという女の店員は手持ちぶたそう
だった。彼女のつたない日本語の説明では、例の中国食品が問題が起きて以来、
閑古鳥が鳴いているのだという。この日は双十節なので、街には多少人も出てい
たようだが、街頭で天津栗を売る強引な商法だけがめだった。
「双十節も貴女たちも祝うの?」という僕の意地悪な質問にレストランの女子店員
は笑いながら「”国”が違います」と屈託なく答えた。彼女たちレベルでは”二つの
中国”はない。陳水扁・台湾総統の双十節の演説ではないが、台湾という"国”は
事実上世界には存在する。レストランのある一角は中山路という。孫文(中山)に
由来している。今の中国について中山先生は地下で如何にお考えかー。
中華街を訪れてみた。双十節というのは中国の辛亥革命(1911年)のあと出
来た中華民国の誕生を祝う建国記念日である。今年で96回目。横浜の中華街
でも華僑総会が主催で祝賀行事が行われた
一般の日本人には双十節も現在の中国の建国記念日である国慶節(10月1日)
もごっちゃである。中華街に来る観光客のほとんどは、会場(中華学院)正面の
「青天白日」旗を見て、台湾のお祭りだと知る。事実、催しには中国伝統の蛇踊り
(ドラゴンダンス)に混じって、台湾原住民の踊りも披露されていた。
項羽を祀る関帝廟近くの中山路の小さなレストランで630円の定食を食べた。昼
食事なのにに、店内はガラガラ。中国から来たという女の店員は手持ちぶたそう
だった。彼女のつたない日本語の説明では、例の中国食品が問題が起きて以来、
閑古鳥が鳴いているのだという。この日は双十節なので、街には多少人も出てい
たようだが、街頭で天津栗を売る強引な商法だけがめだった。
「双十節も貴女たちも祝うの?」という僕の意地悪な質問にレストランの女子店員
は笑いながら「”国”が違います」と屈託なく答えた。彼女たちレベルでは”二つの
中国”はない。陳水扁・台湾総統の双十節の演説ではないが、台湾という"国”は
事実上世界には存在する。レストランのある一角は中山路という。孫文(中山)に
由来している。今の中国について中山先生は地下で如何にお考えかー。