「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

      "遺棄兵器”事業と元公安調査庁長官

2007-10-19 06:20:43 | Weblog
東京地検特捜部が伏魔殿といわれる中国における旧日本軍遺棄化学兵器処理事業
にメスを入れ始めた。すでにその第一弾として大手建設コンサルタント会社「パシフィッ
ク・コンサルタンツ・インターナショナル」(PCI)の不正経理について関係先を捜索し幹
部からの事情調査を進めている。

”人の噂も75日"-この夏、緒方重威・元公安調査庁長官が逮捕された事件は遠い過
去のように忘れかけていたが、この男も「遺棄兵器」事業参入に特別な関心を持ち逮捕
される寸前まで一緒に逮捕された不動産屋と一緒に何回も現地へ出かけている。この
男は金儲けともなれば、国を売ってもなんとも思わない人物に僕には思える。

「遺棄兵器」問題は中国に対する第二のODA(政府開発援助)といわれ平成11年から18
年度までに約471億円が投入されている。そして事実上事業の最終年度に当たる今年
度は212億円が予定されている。政府(内閣室)は、この事業をPCI関連の「遺棄化学兵
器処理機構」にまるごと委託し、その実態についてはよくわかっていない。もともとこの問
題は昭和47年の日中共同宣言で中国側が戦争賠償請求を放棄しているのだから”やら
づもがな”なのだが、河野洋平外相当時の失政で、いまだに無駄な国民の血税を払い続
けている。

元公安調査庁長官とPCIとの関係はわからないが、どかで接点があるに違いない。まるで
ハエエナのように、この連中はダーテイな仕事に群がってくる。もとはとといえば、おかしな
歴史感覚の政治家の責任なのだがー。徹底的にこの売国奴どもを追及してもらいたい。