「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         落書きと国民性の違い

2008-07-02 05:07:23 | Weblog
東京新幹線車両センター(北区)で車両ボディに”hack" など変な横文字が
落書きされており、東京発越後湯沢行の上越新幹線が運休となった。多分、
先日来のイタリア・フィレンツェ大聖堂の日本人観光客による落書き事件が
触発した連鎖反応かもしれない。

日本全国におかしな横文字や絵の落書きが流行してからかなりになる。19
99年秋、僕はイタリア観光旅行でフィレンツェからピサの斜塔の近くの駅ま
でローカル線に乗ったが、どの列車の横腹にも、この変な落書きがしてあっ
た。当時、すでに東京や大阪などの都会でも、この落書きが問題になってい
たので、僕は、そのとき、国際的な落書団が存在するのかと本当に思った。

イタリアのマスコミは、今回の日本人の落書き事件について日本社会が下し
た処罰は厳しすぎるという報道がある。落書きした学生が停学処分になった
り、高校の野球部監督が解任されたりするのは厳罰すぎるというのである。
やはり国民性の違いである。かりに落書きされた新幹線列車が走行されたと
すれば、日本ではJRの担当者のクビはとんでいたかもしれない。

何事にも関心がある小ブログ子は、落書きにあった”hack"をネットで調べた
ら”ネット世界と現実の世界の二つの舞台を楽しめる”がうたい文句のテレビ
ゲームの名前もあった。”hack"のもともとの意味は、辞書によると”たたき
きれ”という意味もある。大和魂の持主の僕としては、いくらイタリアの世論が
寛容であっても、落書き犯人の首は”たたききって”貰いたい。