「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         福田総理と山崎拓議員の言動

2008-07-19 05:45:04 | Weblog
自民党の山崎拓議員(元副総裁)が北京で武大偉・外務次官と会談した模様をテ
レビ(NHK)で放送していた。が、わが家の購読紙は一行も書いていない。一議員と
次官との会談など価値ないとしてネグってしまったのか、それとも”売名家”議員の
またもやの行動として無視したのかは知らない。僕は後者の場合と信じているが、
新聞であるかぎり一行ぐらいは伝えて欲しかった。

さきごろ山崎拓議員は時事通信とのインタービューに答え”北朝鮮へのエネルギー
支援は当然行うべきだ”と語ったそうだ。わが国は拉致問題が進展しないかぎり、6
か国協議で、その見返りのエネルギー支援は行わないのが国策ではなかったのだ
ろうか。

この言動のあった直後の訪中である。そして相手は6カ国会議の武大偉次官である。
多少政治に関心があるものなら、政府の北朝鮮対策はいったいどうなっているのか
不安になる。しかも山崎氏の僚友、加藤紘一・元幹事長も”拉致犠牲者5人は国と国
との約束事、返すべきだった”と「北}のスポークスマンみたいな発言をしている。

僕は前から国民の一人として、素朴な疑問を持っている。山崎、加藤議員らの言動は
福田総理容認のものだろうかー。一方では6か国会議を通じて解決を図る姿勢をみせ
ながら、水面下では交渉が進んでいるのだろうかー。先日頂戴した小ブログのコメント
の中に、福田総理になってから日本の外交はグズグズになったというご意見があった。
もともと 福田総理の考え方は山崎拓、加藤紘一両氏に近いのだろうか。彼らの言動は
総理のお墨つきなのだろうかーこれは国民の素朴な疑問である。