「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

     福田総理 竹島は島根県隠岐の島町です

2008-07-16 05:13:18 | Weblog
外務省の「竹島」のHPには、はっきりと”竹島は歴史的事実に照らしても国際法
上、わが国固有の領土である”と明記してある。にもかかわらず、文科省は中学
社会科の新学習要領解説集の中から当初あった"わが国固有の領土”という文
言を”韓国との関係をギクシャクさせてはいけない”(町村信孝官房長官)理由か
ら削除したという。

竹島は外務省HPのように"わが国固有の領土”であり、"島根県隠岐の島町にあ
る。(小ブログ2006年7月4日参照)外務省HPは"韓国による竹島の占有は国際上
なんら根拠がない不法占拠である”と、これまた明記している。こんなに明白な事実
なのに、関係のギクシャクに気を使って"身を引く”のかわからない。ギクシャクをそ
んなに気遣うなら、李明博政権が窮地のこの時期に問題を提起しなければよい。

またまた福田総理の”事なかれ主義”の現われである。この人の”人の嫌がること
は避ける”という哲学なのだろう。誰でも出来たら人と争いたくはない。しかし、一国
の領土主権にかかわる問題である。

韓国の李明博政権は、いま米国の輸入牛肉問題、北朝鮮による韓国人観光客射殺
事件などで窮地に立っている。その時期に「竹島」問題を持ち出せば、政権にとっては
問題を反日一本に絞れ人気挽回のチャンスだ。福田総理は"冷静に冷静に”といって
いるが、総理こそ"冷静に”問題に対処してもらいたい。外交はいつも身を引いていて
は外交にはならない。馬鹿にされるだけだ。