「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        ゛輪”に入らない人、入りたい人

2008-07-03 05:48:05 | Weblog
梅雨の季節、僕のラジオ体操も休みがちだが”雨にもまけず風にもまけない”で
頑張っている熱心な人たちがいる。その中に2,3人ほどラジオ体操の”輪”に入
らず”輪”の外で一人でラジオ体操をしている人たちがいる。理由を聞いたわけで
はないが、多分、リーダーが前にたち、それに随って体操をするのが嫌いなのだ
ろう。僕り年上の従軍世代には、時々戦争体験からか、団体行動を嫌う人はいる
が、みたところそんな年代ではない。

昨日は僕にとって忙しい一日であった。早朝のラジオ体操のあと、区主催の老人
会の”みんなで歌おう”の催しにも参加した。みんなで昔の小学唱歌や叙情歌を
思い切り歌ったあと、参加者で昼飯を食べながら雑談しようという会だ。区から少
し補助が出ているのだろう。食事代は400円と経済的には負担とは思わないが参
加しない人がいる。

都会の高齢者は孤独である。昼食時、街の蕎麦屋へ入ると、お年寄が隅の方で
一人寂しそうに食べている姿を見かける。老妻の話だ。先日娘と寿司屋へ入った
ら、老妻より高齢のおばちゃんが隣の席に座ってきた。”どうぞ”と手をとり席に招
き世間話をしたら、帰り際に”名刺がわりです”とビール券二枚を頂戴したという。
”輪”に入りたくない人もいれば、入りたい人もいる。

話はとんでしまうが、洞爺湖サミットでは地球規模の環境問題が主要議題である。
究極の目的は人類の生存である。この大きな”輪”には大国も参加して貰いたい。