「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         落とした財布が戻ってきた!

2010-06-22 05:01:03 | Weblog
自分ではボケていないつもりだが、やはり歳には勝てない。時々ポカが多くなっ
てきた。仕方がない。でも、これは最近僕が体験した良い話だ。とかく、せちから
い暗いことが多いだけに、恥じを忍んで紹介します。

先日、僕より高齢の先輩と2人で昼間、急用があったため都内でタクシーに乗った。
足の悪い先輩を気づかった事もあったが、料金支払いのさい、うっかり財布を車内
に落としてしまった。出先のため早速自宅に電話して老妻にタクシー会社の名前を
告げ紛失届けをした。

ラッキーだったのは僕が僅かな距離乗ったのにタクシー会社の名前を覚えていたこ
とだ。それは都内を走るタクシーなのに「大名古屋交通」という名前がついており、
何故だろうと不思議に思ったからであった。

正直いって僕はあきらめていた。タクシーにはいろんな客が乗降しており、まずは
戻ってこないと思った。老妻も覚悟して真っ先にクレジットカードの紛失届けをした。
ところがである。老妻から電話を受けた会社の人が運転手さんに無線で連絡をとって
くれた。こちらの連絡が早かったことも幸いした。財布は客席の足元におちていたそ
うだ。財布は次の日、会社から宅急便で家に送り届けてくれた。

蛇足だが、こちらからも気持ちだけお菓子を送り親切に感謝した。ちなみに「大名古
屋交通」という会社名は、数年前のタクシー規制緩和で名古屋朝日交通という会社が
首都圏に進出してきて営業を始めた会社だそうだ。