「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        野球賭博 学生相撲出身者のおごり

2010-06-23 05:56:53 | Weblog
大相撲の名古屋場所を開催するかどうかは、来月4日まで決定が持ち越された。場所
が始まる1週間前まで開催が判らないというのは異例のことだ。協会からは野球賭博
関与者の名前の公表はないが、メデイアは具体的に関与した親方2人と関取7人の名前
をあげている。

新聞に名前が出ている野球賭博に関与していた親方2人と十両以上の関取の顔ぶれを
みると、親方の時津風(元幕内時津海)、大関琴光喜、元大関雅山、嘉風、清瀬海、普
天王 など学生相撲出身が6人もいる。残る力士の豪栄道、豊響も高校時代から名前が
通っていたエリート力士である。さらに野球賭博の胴元的存在の阿武松部屋の元十両、
現役の幕下力士も大学相撲出である。

学生相撲出身者が多いのは何故なのだろうか。恐らく相撲取りとしての基本的な修行が
足りないのではないのだろうか。あるいはいまだに学生気分が残っていてプロとしての自
覺が足りないのではないか。まだ20歳の若者で多少、同情の余地はある。しかし、協会
は彼らが”米びつ”ではあっても、このまま許してはいけない。

名古屋場所が開催されても野球賭博関係者は土俵にのせてはいけない。人気力士の欠場
で取組みは寂しくなり、観客の入りが減って興行成績に影響がでても仕方がない。あの激烈
な空襲下の昭和20年夏場所(5月)でも一か月遅らせて本場所は開催されている。開催を待っ
ている名古屋のフアンもいることだし、採算を度外視しても開催すべきだと思うが、関係者は
厳罰に処すべきである。