「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

紫陽花(あじさい)の花言葉

2016-06-03 05:46:58 | 2012・1・1

玄関先の鉢植えの紫陽花(あじさい)が満開である。数年前、老妻が娘から「母の日」のお祝いとして贈られたものだが、毎年6月初めのこの季節になると赤い花を咲かせる。

インターネットで調べると、紫陽花の花言葉は①元気な女性②辛抱強い女性③一家団欒(だんらん)-とある。まるで、わが老妻みたいだ、と61年、我儘な僕に連れ添い、寄り添ってくれた妻に改めて感謝する。

これもネット知識。江戸時代、わが国の地図を許可なく持ち出したカドで国外追放された長崎和蘭居住地のドイツ人医師、シーボルトが祖国に持ち帰った紫陽花を”おたくさん”と命名したそうだ。長崎時代の愛人、楠本滝の名前がなまったみたいだ。

40余年前、東京から札幌に転勤の際、亡母が自宅の赤色の紫陽花をを持ち運び移植したら、薄紫色の花に変った。紫陽花は土壌によって花の色が変わるようだが、シーボルトが祖国に持ち帰って紫陽花はどうだったのだろうかー。残念ながら、ネットには書いていない。