麻生副総理兼財務大臣は、どうも高齢者医療福祉介護といった問題について偏見の持ち主だ。今度選挙があったら、老人はこんな男に一票を投じてはならない。数年前だったが、彼は老人終末延命治療について、政府が大金を投ずるべきではない、と取りようによっては”年寄りは早く死ね”ともとれる発言をしていたが、こんどは先日小樽の集会で”90歳になっても老後を心配している老人がいる。一体いつまで生きるつもりなのか”と暴言していた。失言とは思えない。麻生氏の頭の中には老人に対する偏見、侮蔑があるに違いない。
高齢者の延命治療については、たしかに本人の意思に反して長期に渡って延命治療に当たるのは、麻生氏倫理観に立てば、国の税金のムダ使いである。僕がもし植物人間になれば、延命治療はして貰いたくない。しかし、大臣という立場の人ががこういった発言をしてはならない。今度の麻生発言の趣旨は、国内の1800兆円の個人金融資金に関連する話の中で、老人の”箪笥預金”をもっと使って欲しいという意味での発言だったようである。しかし、国内には麻生氏みたいな大金持だけがいるわけではない。
麻生大臣は75歳、後期高齢者だが、お元気で年金生活者でないからであろう、あまりにも高齢者社会の現実にについて無知である。”90歳になっても老後を心配している”と侮蔑発言をしているが、日本人の健康寿命が延びて70代、80代のでは昔のように老後をあまり心配せずに暮らせる老人が増えている。麻生大臣が侮蔑している老人は90歳になって老後が心配になってきた、政府にとっては、推奨老人ではないだろうか。
財務大臣という立場から、数字だけで色々発言する気持ちは理解できないでもないが、これが最近の日本社会の一部にみられる老人蔑視の風潮の火に油を注ぐことにならなければよいが。
高齢者の延命治療については、たしかに本人の意思に反して長期に渡って延命治療に当たるのは、麻生氏倫理観に立てば、国の税金のムダ使いである。僕がもし植物人間になれば、延命治療はして貰いたくない。しかし、大臣という立場の人ががこういった発言をしてはならない。今度の麻生発言の趣旨は、国内の1800兆円の個人金融資金に関連する話の中で、老人の”箪笥預金”をもっと使って欲しいという意味での発言だったようである。しかし、国内には麻生氏みたいな大金持だけがいるわけではない。
麻生大臣は75歳、後期高齢者だが、お元気で年金生活者でないからであろう、あまりにも高齢者社会の現実にについて無知である。”90歳になっても老後を心配している”と侮蔑発言をしているが、日本人の健康寿命が延びて70代、80代のでは昔のように老後をあまり心配せずに暮らせる老人が増えている。麻生大臣が侮蔑している老人は90歳になって老後が心配になってきた、政府にとっては、推奨老人ではないだろうか。
財務大臣という立場から、数字だけで色々発言する気持ちは理解できないでもないが、これが最近の日本社会の一部にみられる老人蔑視の風潮の火に油を注ぐことにならなければよいが。