「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

公示前の選挙運動 ”違法ではないが適切ではない”

2016-06-20 05:25:32 | 2012・1・1

新聞の折込チラシに混じって、購読していない自民党の機関紙「自由民主」の号外なのだろうか、参院選に立候補する、人物の大きな顔写真が安倍晋三.自民党総裁.内閣総理大臣の”期待します”という談話と共に掲載されている。裏面には、参院選の選挙方法の仕方が解説されているが、明らかに、この候補者の公示前の事前運動だ。

舛添都知事の一連の疑惑について、”第三の目”の弁護士は”違法性はないが、適切ではない”とおかしな調査報告をした。知事のしていたこと政治資金規正法に違反していないが、適切ではないというのである。選挙法を読んだことはないが、素人の有権者から見れば、「自由民主」の号外は公示前の事前運動としか思えない。しかし、堂々と無料で配布するところ見ると法には触れていないのだろう。

陸上競技や水泳では、スタートのさい、出発合図前に他選手より前にとびだすことをフライングといい失格となる。街中の選挙公示版は完成したが、まだ写真は張られていない(写真)。立候補者の選挙公報もまだ宅配されてこない。素人の考えでは「自由民主」は明らかにフライングに見えるのだが、そして、さらに思いをいたせば、当選後も”違法ではないが、適切ではない”行為をする人物に思えてならず、僕は一票を投じない。逆効果である。