「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

安倍総理のゴルフ戦略とトランプ大統領

2017-11-06 05:46:07 | 2012・1・1
来日中のトランプ米大統領が昨日、横田米軍基地に専用機で到着早々、再び専用のヘリコプターで厳戒の霞が関倶楽部へ移動、出迎えの安倍総理と笑みを浮かべて固い握手を交わした姿をテレビの中継放送で見た。二人はプロゴルファーの松山英機をまじえて秋空の下存分プレイを楽しまれたようだが、お二人のスコアは明らかではない。

トランプ大統領は今年71歳、わが国では”お年寄り”の分類だがお元気ある。前日、ハワイからの専用機で到着されたのに、その足でゴルフをするという、大統領には疲れとか時差ボケなどないのだろうか。無類のゴルフ好きでハンディ3という腕前だから、そんなことは問題ないのだろう。

お二人のゴルフについてはよく解らないが、トランプ大統領は大統領就任前来日した際の日本記者クラブでの講演で、ゴルフはどんな難局にも対応しなければならない点で勉強になると語っていた。一方、安倍総理はパッテイングについて、”ネバーアップ、ネバーイン”、つまり常に狙っていく、刻むゴルフはしないそうだ。お二人のゴルフ哲学が霞が関ではどう出たか。

安倍総理は昨日のゴルフの記念として大統領に”Trump&Shinzo Make Alliance even Greater"(同盟をより強化しよう}と書かれたゴルフキャップを贈りお互いにかぶりあったという。よいことである。76年前の1941年(昭和16年)日米会談が決裂し、戦争が勃発する前、両国の首脳間でゴルフをする余裕があったらばと今さらながら後悔する。同時にトランプ大統領が來日前に、わざわざハワイへ立ち寄り戦艦ミズリー記念館で戦争犠牲者に献花してきたことも、日本人として記憶にとどめたい。