「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

在位で迎えられる天皇陛下のダイヤモンド婚のお祝い

2017-11-22 05:40:03 | 2012・1・1
政府は来月皇室会議を開き、天皇陛下の譲位や改元の日程などを決めるが、産経新聞によると、安倍総理は平成31年(2019年)5月1日を推す意向だとのこと。もしその通り決まれば、今上両陛下は在位中に、ご結婚60年の「ダイヤモンド婚」をお祝いできる。両陛下がご結婚されたのは、昭和34年(1959年)4月10日だから、明後年で60年にあたる。陛下の退位が決まってから、出来れば在位中に「ダイヤモンド婚」をと願っていた一人としてご同慶の至りだ。

海の向こうの英国では先日(11月20日)エリザベス女王がフィリップ殿下との結婚70年の「エメラルド婚」のお祝いがあった。女王91歳、殿下97歳のご長寿。長い英国の歴史の中でも初めての記録だそうだ。国によって、しきたりが違い、ご高齢でも女王は退位されていないが、お二人とも最近は公務からほとんど離れておられるようだ。

超高齢化時代でも結婚50年の「金婚式」を夫婦そろって祝うのは少ない。いわんや「ダイヤモンド婚」や「エメラルド婚」は稀有に近い。天皇皇后両陛下は、御元気で最近も九州の離島を旅行されている姿をテレビで拝見した。出来れば、在位を続けて頂きたい気持ちもあるが、戦中戦後の激動の時代を生きてきた同世代として、ここは余生を楽しまれて貰いたい。ただ一つお願いしたいのは、昭和天皇以来とだえている靖国神社参拝を上皇として復活させて頂きたい。数少なくなってきた戦争体験者としての願いである。