「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

サウジの”お家騒動”と日本のマスコミ報道姿勢

2017-11-10 05:37:59 | 2012・1・1
NHKのBSニュースでサウジアラビアの”お家騒動”を伝えていた。サルマン国王の実子で次期国王と目されるアブドーラ皇太子が中心として進めている汚職委員会が、同族の大富豪、ワリード皇太子ら11人、現職閣僚4人らを逮捕、ホテルに拘束中だという。米紙「ウオール.ストリート.ジャナール」の報道では、委員会が押収した資産は、サウジの国家歳出の3倍にもあたる巨額だそうだ。あまりにも大きすぎてよく理解できない。

同じNHK.BS放送の「ワールド.ニュース」で、世界各国のテレビ局が、このサウジの騒動をどう伝えているか見るためチャンネルを合わせたが午前11時台のニュースでは、どこも扱っていない。期待していたカタールの衛星テレビ、アルジャジーラは、サウジと今年8月以来、国交断絶中のこともあってか放送はなかった。

わが家で購読している新聞を見ている限り、ほとんど理解できない。ここ数日間の新聞をチェックしたが、雑然と小さく報道しているにすぎない。カイロに自社の特派員が駐在しているにもかかわらず、AP電を引用した共同電で”拘束者は200人”とピントがはずれた扱いである。

わが国はサウジアラビアから原油の総輸入量の33.4%を輸入している。”風吹けば桶屋が儲かる”の譬えまでもなく、直接サウジの出来事は、原油価格を初め直接、日本の経済にも響いてくる。アラビアンナイトの王様の話として、面白おかしく伝えるのではなく、きちんと事実を日本の立場から整理して報道してもらいたい。