「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

常円寺の月遅れのお会式

2017-11-13 06:04:50 | 2012・1・1
昨夜わが家から歩いて10分ほどのの地にある日蓮宗の古刹、小杉山常円寺で月遅れのお会式があり、老妻が娘と一緒に見学方がら参拝してきた。お会式は日蓮宗の開祖、日蓮上人が弘安5年(1289年)池上(東京)で亡くなられた大法会(お祭り)で、毎年10月12日、大本山の池上本門寺で行われるが、池上に近い末寺の常円寺では11月20日に実施される。

昭和の初めまで、この辺りは荏原郡衾(ふすま)村といって江戸の近村の名残が残っていた。本門寺に遠慮したのかどうかは知らないが、毎年月遅れで行われる常円寺のお会式は、昔から近隣では、それなりに賑やかであった。陽が沈むと、近在から万灯講の善男善女が万灯をかざし、太鼓を叩いてお寺に集まってくる。

昔からの言い伝えで、常円寺のお会式が来ると冬が来るといい、わが家でも炬燵を出すメドにしていたが、暖冬異変なのだろうか、近年はまだ温かい日が多い。常円寺境内の大銀杏はまだそれほど、落葉が進んでいなかったようだ。夜間なので、僕は参拝せず、老妻にあれこれ色々ブログ用の写真の構図を注文し、大銀杏をバックに万灯の集合の写真を頼んだのだが、ここにお見せ出来ないの残念である。