「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

["85歳今からでも」 卒寿世代からエール

2021-12-14 09:17:54 | 2012・1・1
月に1回の休刊日明けのわが家の購読紙を見たら社会面に5人、経済欄に2人死亡記事が掲載されていた。そのうち3人が85歳で、”ダメおやじ”の漫画家、古谷三敏さんと歌謡曲、小指の想い出の作曲家、鈴木淳さんの名前は老生でも存じあげている。別の面の全面使って「85歳、今からでも申し込めます」という生命保険の広告がが掲載されていた。日本人の平均寿命は女性、87.45歳、男性81.41歳だが、社会一般的には85歳が区切りの歳なのかもしれない。

85歳というと1936年生まれ、2歳の時の昭和12年7月7日、盧溝橋で支那事変が始まり、20年8月15日、国民学校3年時に敗戦を迎えている。そして、戦後の厳しい食糧難を体験している。成長期の乳児から幼児にかけて戦争の苦難をもろに受けている。老生ら昭和1桁世代よりその影響は大きいかもしれない。

生命保険会社の広告は85歳まで持病があっても申し込めますとうたっているが、年々歳々、平均寿命は延びてゆく。卒寿を過ぎた昭和1桁世代もこうして元気だし、大正生れの先輩世代もお元気だ。85歳頑張って。