昨日民放テレビの報道番組を見ていたら岸田文雄総理がいう年度内に放棄するかもしれない「アベノマスク」をいれた段ボールの箱がウズ高く積まれた保管倉庫が写し出されていた。会計検査院から無駄な血税と指摘されている「アベノマスク」の一部だ。コロナ禍の初期の昨年4月、安倍内閣時代、国民一世帯に2枚づつ配布された残りだ。このままにしておくと莫大な保管料がかかるとのことだ。随分とばかげた話である。
”死んだ子の歳を数えても”だが、コロナ禍初期の安倍内閣のコロナへの対応は迷走気味、一貫性にかけていた。小ブログは2月末、すでに政府が予防策として三蜜を打ち出し、国民にマスクの着用を呼び掛けているのに、安倍総理は国会内の答弁は無着用だったのを批判している。この時期には町中からマスクは消えかかり値段が高騰し始めてきた。
未使用の「アベノマスク」が破棄されると知り、戦中戦後の物のない時代を体験した断捨離世代は、もったいなさであきれ顔だ。新聞のスポーツ面の片隅に今年の五輪パラリンピックのスタッフ用の弁当50万食が食品ロスだったと書いてあった。「アベノマスク」と言い、五輪弁当と言い、あまりに数が大きすぎて断捨離世代には理解できない。