今年もと半月を切り、昔なら師走のせわしない季節だが、コロナ禍もあってか今年は一向にその感がない。それでも昨日、今年最後の往診医の診断を受け、常備薬だけは準備ができた。卒寿を過ぎ、世間とのおつきあいが年々少なくなっているが、最低限度、家人の手助けで昨日やっとお歳暮をお贈りした。
昔は歳末になると数え日とも言い、迎春までの日程がぎっしりつまっていたが、老生の筆者には今はない。それでも年賀状だけは賀状が元旦に届くよう期限までに準備する。その受付は昨日15日から始まった。老生はまだ賀状を買っていないし、印刷もしていない。しかし、現役時代の半分にも満たない60枚を娘に準備してもらった.\。
年賀状はここ数年不人気で今年は18億枚用意したそうだが、これは最多だつた平成16年時の40億枚の半分にもみたない。今年も人気のSNSや人気漫画の「鬼人の刃」にあやかろうと企業努力をしているようだが、今一つのようだ。友人、知人の中にも年々「今年限り」でと賀状の交換を断る方が増えてきた。
加齢のせいだろう。そのあと交際は薄くなりご本人からのお声を聞く機会も少なく,[ 喪中につき」の挨拶状が暮れ近くになって遺族から届くだけだ。
人生長くなってきただけにわびしい。