1920年生まれ、来年卒寿を迎える旧友から「かぼす」を沢山頂いた。故郷の大分から
送られてきた、そのおすそ分けだそうだが有難い。wikipediaによると、漢字では香母
酢と書き香りの良いのが特徴で、善玉コレステロールを増やし血栓症の予防に効くと
ある。そのせいか旧友の顔はいつもつやつやしている。
関東の人間にとって「かぼす」と「すだち」はよく見分けがつかない。「かぼす」は「すだ
ち」に比べて形が大きい程度の知識だ。二つとも昔はあまり食卓には上らなかった。
ハラにたまる食べ物が優先された食糧難時代のことである。二つが庶民の間でも愛用
され始めたのは昭和も40年代になってからのような気がする。
関東の人間にとって昔から「みかん」以外の柑橘類でなじみが深いのは「ゆず」と「だい
だい」である。簡単に入手できるし「かぼす」や「すだち」のような高級なイメージはない。
「ゆず」は食するよりは輪切りにして冬至湯に使うほうが親しまれている。「冬至」と「湯
治」の音からくる語呂あわせという説もある。明日22日は「冬至」だ。
一方の「だいだい」は、これもまた「橙」(だいだい)と「代代」の語呂合わせから、関東で
は正月の鏡餅の上にのせるお供えものとされ、あまり食用には使われない。2009年も
数え日になってきた。明日は「ゆず湯」につかり、頂戴した「かぼす」を使って湯豆腐でも
食べ、卒寿の友人の長寿にあやかろう。
送られてきた、そのおすそ分けだそうだが有難い。wikipediaによると、漢字では香母
酢と書き香りの良いのが特徴で、善玉コレステロールを増やし血栓症の予防に効くと
ある。そのせいか旧友の顔はいつもつやつやしている。
関東の人間にとって「かぼす」と「すだち」はよく見分けがつかない。「かぼす」は「すだ
ち」に比べて形が大きい程度の知識だ。二つとも昔はあまり食卓には上らなかった。
ハラにたまる食べ物が優先された食糧難時代のことである。二つが庶民の間でも愛用
され始めたのは昭和も40年代になってからのような気がする。
関東の人間にとって昔から「みかん」以外の柑橘類でなじみが深いのは「ゆず」と「だい
だい」である。簡単に入手できるし「かぼす」や「すだち」のような高級なイメージはない。
「ゆず」は食するよりは輪切りにして冬至湯に使うほうが親しまれている。「冬至」と「湯
治」の音からくる語呂あわせという説もある。明日22日は「冬至」だ。
一方の「だいだい」は、これもまた「橙」(だいだい)と「代代」の語呂合わせから、関東で
は正月の鏡餅の上にのせるお供えものとされ、あまり食用には使われない。2009年も
数え日になってきた。明日は「ゆず湯」につかり、頂戴した「かぼす」を使って湯豆腐でも
食べ、卒寿の友人の長寿にあやかろう。