開栓日:2013年3月23日 ワンショット価格:1,000円
最も発音しづらい蒸留所でもあり、また見かける機会が少ない蒸留所でも
あります。かの有名なジェームズ・ブキャナン創業で、ブラック&ホワイトや
ロイヤルハウスホールドにも使用されていますが、単体で日の目を浴びる
機会はそう多くはありません。
香りは非常に心地よいフルーティー、クリーミーな麦芽。
極めてスムースに口の中に入り込み、カスタードやヴァニラの主張をしなが
らしっかりと麦芽の甘みも感じさせてくれます。
43%という度数が、軽いながらも物足りなくは感じさせなず、コスパの面から
も秀逸なモルトです。
ベン・ネヴィス1990/2008」
開栓日2013年3月15日 ワンショット価格:1,400円
ドイツの老舗ボトラー、ジャック・ウィーバーズが手掛けるシリーズです。
ボトルが緑色のため開封するまで色の確認が出来ないのが玉に傷ですが…
ベン・ネヴィスはオープン以来初めて仕入れた蒸留所でしたが、非常に良い
ボトルに当たりました!
樽の種類はシェリーカスクで611本のボトリング。
度数が高いので香りは溶剤系が立ちますが、口に含むとシェリー樽由来の
濃密な味わいがあり、アルコールを含んだ黒蜜のよう。
渋みや苦みをあまり気にさせず、どっしりとしたシェリー樽熟成の味わい
を楽しませてくれます。
グレンカダム21年(1991/2012)」
開栓日:2013年3月12日 ワンショット価格:1,400円
お馴染みスコモルさんのオリジナルシリーズより、ハイランドのグレンカダム
が入荷しました。
ラベルに描かれているのは、蒸留所があるブレヒンの町に1150年に建てられ
たというカテドラル(大聖堂)だと思われます。
香りはあまり強くなく、アルコールのセメダイン臭とビスケット、麦、ハチミツ。
口にするとグレンカダムらしいクリーミーで厚みのあるボディ。
フィニッシュにかけてはシトラスオレンジのニュアンスも出てきて、ドライな
余韻でフィニッシュ。安心して楽しめる味わいです。
ウエストポート7年(2005/2012)」
開栓日:2013年3月12日 ワンショット価格:1,000円
契約上蒸留所名表記が出来ないため、ほんの1%他のモルトを混ぜた
ブレンデッドウイスキーですが、そのほとんど(99%)が、SMWS以外の
ボトラーズによるリリースが皆無に等しいグレンモー●●ジと言われています。
熟成はシェリーバットということで、7年ながらも色合いは濃厚。
香りは非常に甘くハチミツをたらしたトーストのよう。レンチンしたカントリー
マアムっぽさも(笑)
アタックはハチミツで、中盤からデメララ・ラムのような焦がした樽、マルティニーク
・ラムのような甘さ、そしてフィニッシュにかけてはニューポット感も出てきます。
なんだか熟成の途中でにわかに放り出されてしまいました、という印象です。
まあ、ボトラーズから出てくるのも珍しいですから一飲の価値はありかと・・・。