「ザ・グレンリヴェット12年・ピュアシングルモルト表記」
開戦日:2014年5月9日 ワンショット価格:1,600円
今年はオフィシャルの新旧飲み比べシリーズを展開していますが、
今回は王道とも言えるザ・グレンリヴェットです。ピュアシングルモルト表記
は1990年代初頭の流通品です。ラベルもでかくて存在感がありますね。
現行品が熟れたバナナなど果実の香りが強いのに対し、旧瓶は蜂蜜や麦芽
の香りが主体です。口にするとファッジ、カスタードなどの甘みとともにどっし
りとした麦芽の風味が広がり、甘さと麦芽感が重なり合ったフィニッシュは
堂々とした存在感があります。
「ザ・グレンリヴェット12年(2014年流通品)」 700ml,40%
開栓日:2014年5月2日 ワンショット価格:1,000円
こちらは現在普通に売っている現行品です。
旧瓶とは異なり麦芽の風味よりはフルーティさ(バナナ・洋ナシ)の方が強く、
まず甘さを印象付けたいように感じられます。
実際に飲んでみても非常にスムースでクリーミー。中盤からはしっかり麦感
が出てきますが、焼き芋のような甘さとともにニューポット的なニュアンスも
感じられます。現行品も全く悪くないのですが、ストレートというよりは、水割り
やソーダ割りの方が美味しく感じられました。20年後にこのボトルを飲んだら
どういう印象を抱くのでしょうか?