その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

ロンドン パブで働く人たち

2009-05-21 05:39:11 | ロンドン日記 (日常)
 ご近所パブが気に入っているもう一つの理由に、従業員の動きの良さがあります。

 対人サービスの分野においてロンドンで感動するサービスを受ける機会というのは極めて少ないと思うのですが、パブで働く人たちは、総じて非常に感じがいいです。なかでも、私のご近所パブは、決して感動するサービスを提供してくれるわけではないですが、動きがものすごく気持ちが良いのです。

 日本でいうと、流行っているラーメン屋の従業員は動きが良いですよね。それは、忙しいからだけではないと思います。日本の家の近くにある某ファミリーレストランは、常に忙しそうですが、従業員の動きは決して良いとは言えません。ご近所パブのスタッフはまさに日本のラーメン屋に通じるものがあります。

 まず、止まっている時がありません。客にビールをサーブし、終わるとワイングラスを磨き、カウンターを拭き、そしてつかさず次のお客さんの注文をとります。目まぐるしく動くのですが、それが個人の動きでけでなく、全体として上手く回っているんですね。ひとりで飲んでいるときは、どうしても彼ら彼女らの動きに目が行きます。
 
 決して愛想が特に良いというわけでもないのもラーメン屋に似てます。最近でこそ、顔を覚えてもらったらしく「今日は食事?それとも飲み物だけ?」と聞いてくれるスタッフも出て来たのですが、どちらかというと黙々と自分の仕事をこなすという雰囲気です。

 従業員の人は東欧、ロシア系の女性が多いような気がします。新入りの人もちょくちょく見かけるのですが、動きの悪そうな人は1週間もすると姿が見えなくなりますから、やっぱりこの仕事は相当厳しいんのでしょう。

 イギリスのパブ従業員の教育ってどうしていのか?ちょっと職業的な興味が湧きました。

 
 
コメント
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