その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

カンタベリー大聖堂

2010-08-08 23:41:34 | 旅行 海外
 ロンドン訪問中の大学時代の友人と、カンタベリーへ。セントパンクラス駅9時40分発のSpeed Trainに乗る。社内は綺麗で、列車も名の通り速く、快適。1時間で西カンタベリーへ到着。

 小さな教会町だが、古い店、新しい店が一体となって、門前(教会前)通りはとっても活気がある。



 カンタベリー大聖堂は外から見ると、想像していたほど大きくない。大きさで言えば、ヨークの大聖堂やソールズベリーの教会のほうが大きく見えた。



 ただ、中に入るとさすが英国国教会の総本山だけある。トーマス・ベケットが暗殺された場所、エドワード黒太子の墓など歴史的遺物に溢れている。ステンドグラスや昔のフラスコ画などは美しい。地下はとても不気味で、「ダビンチコード」に出てきても何らおかしくない雰囲気で、霊気が漂っているような感じであった。





 続いて、聖アウグスティヌス修道院跡へ。6世紀に聖アウグスティヌスにより建てられた修道院だが、ヘンリー8世によって解体され、跡地になっている。土台、遺構が当時を偲ばせる。録音ガイドが長いが、なかなか良く出来ていて、面白い。朝の雨模様の天気が、丁度晴れてきて、のんびりするには最高の天気となった。





 遅めの昼食を、英語のイギリスガイド2冊に掲載されていた西カンタベリー駅前横にあるThe Goods Shedというレストランででとる。これが当たり。丁度の日本の学校の体育館を一回り小さくぐらい小さくした建物の中が、街のマーケットになっており、食堂(レストラン)がその中に入っている。場所に独特の雰囲気がある。材料はその市場のその日の新鮮なものから、メニューも材料によってかわる。なので、いわゆる定番メニューと言うものがなく、カウンタ後ろに掲げてある黒板を読んで、オーダーを決めてから席に着く仕組みになっている。私はチキン料理を頼んだが、鶏そのものの味と言い、味付けといい、イギリスらしからぬ美味しさでびっくりした。地のラガー・ビールもラベルがかわいい。








 ゆっくりと食事をして、満足感いっぱいのところで、再びSpeedTrainに乗ってロンドンへ戻った。


コメント (4)
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