先週に引き続き、Proms2010 2回目。初めてマーラーの交響曲第3番を聴いた。マーラーというとどうしても、重厚長大なイメージだが、厚長大ではあるが重ではない。こんなに美しいシンホニーがあったとは。今まで知らなかったのが口惜しかったとともに、こんな音楽を知ることができた今回の機会に大きく感謝です。
昨夜は満員の入り。私も実は翌日のLSO+ゲルギエフのマーラー4番、6番のチケットを買っていたのですが、仕事の都合でいけなくなり、あわてて直前にこの日のチケットに取り替えてもらいました。振替をした時には残席がほとんどありませんでしたから、ラッキーだったとおもいます。
マーラーの第3番は、100分の長い交響曲のハズですが、全然長さを感じさせませんでした。次はどんなメロディが来るのか?が楽しみで、あっという間の100分でした。
席は最上階だったので、正直、オーケストラの微妙な音色はよく分かりませんでしたが、ホルンを中心とした金管の響きは素晴らしいものでした。アルバートホールの大きさがかえって、金管の音がホール全体に響き、神秘的な音の空間を作っていた気がします。第1楽章のホルンの演奏、第3楽章の隠れたホルンはホント最高でした。
独唱のKaren Cargill さんのメゾソプラノも繊細ながらも軸のはっきりした美声で堪能しました。コーラスも児童コーラスも含め、美しかったです。
オーケストラはたまーに「?」というところもあったような気がしますが、気合十分で、指揮のDonald Runniclesさんと団員の情熱がしっかり伝わってきた演奏でした。そういう場合はちょっとした音のはずれとかは全く気にならないものです。
(大拍手)
この日は、ロンドンに休暇で来ている大学時代からの親友と鑑賞。友人もとっても喜んでくれたようで、嬉しかったです。(この親友との再会はまた別途、ご紹介したいです)
Prom 24: Mahler's Symphony No. 3
Date Wednesday 4 August 2010
Time 7.00pm–dc8.50pm
Venue Royal Albert Hall
Mahler Symphony No. 3 in D minor (100 mins)
There will be no interval
Karen Cargill mezzo-soprano
Edinburgh Festival Chorus (women's voices)
Royal Scottish National Orchestra Junior Chorus
BBC Scottish Symphony Orchestra
Donald Runnicles conductor