その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

塩野七生 『ローマ人の物語 12 ユリウス・カエサル ルビコン以後 (中)』

2010-08-18 23:04:01 | 
 ポンぺウスに勝利し、ローマの主となったカエサルが次々と彼のビジョンを実現していく。
 その革新性と実行力には驚嘆するしかない。日々、業務の問題でもがき、その実行、実現度の壁に悩む自分とのあまりの違いに愕然とするばかりである。卑近な考えだが、シーザーだったら私の周りの業務課題を次々とどう処理していくのだろうか?(まあ、あまりにも仕事のスケールもレベルも違い過ぎるのは明らかなので、我ながら、何の意味もない発問だ)

 紀元前の時代にして、ガリア、スペイン、中東、北アフリカと地中海世界を遠征しつくす、そのエネルギーにも脱帽。

 本当にすごい人物である。
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コッツウォルズ ドライブ (Malmesbury モームスブリー)

2010-08-18 00:05:28 | 旅行 海外
 最近、帰国者から安価で車を譲り受けたので、早速、車でないとアクセスがよくないコッツウォルズへドライブ。バーフォード、バイブリー、ボートン・オン・ザ・ウオーターといった北部の名所は、昨年日帰りバスツアーで一回りしたので、今回は南部をスローペースで廻ることにしました。

 バスツアーのコッツウォルズ巡りは1日で効率的にいろんなところを廻れると言う意味では良いのですが、「はい~、じゃあ1時間後にバスに戻ってきてくださいー」というのは結構つらいので、一度自分のペースで廻ってみたいと思っていました。ホントは、一つの村で2,3日ゆっくり過ごすのが良いとは分かっているのですが、なかなかその時間も取れないので、今回も日帰り旅行です。

【Malmesbury モームスブリー】
人口約4600人のコッツウオルズの中では中規模の村。村の境界に小川が流れ、丘に立つ村からの眺めはまさにイギリスの田園風景です。こじんまりとお店や名所が徒歩圏内に散在するので、廻りやすく落ち着いた雰囲気で、とても気に入りました。



○ Walk Path
小川沿いのWalkPathを一部散歩しました。日本の唱歌「春の小川」がぴったりくる風景です。小鳥のさえずり、小川のせせらぎ、犬を散歩させる地元の家族、緑、平和で時間が止まったような感覚に襲われます。ここだけでも十分満足。



○ Street
ハイストリートにはお店が幾つか立ち並んでいますが、日曜日なので8割がたは閉まっていました。ただ、ちょっとした小物屋さんや服屋さんが空いていて、連れが一生懸命物色していました。ハイストリートを上りきったところに1490年に建築されたとされるMarket Crossが立っていて、人々の集まる場になっています。



○ Malmesbury Abbey
12世紀に立てられた由緒正しい寺院。12世紀頃にはカンタベリー、ウインチェスターに次ぐイングランドで3番目に重要な修道院だったらしい。





○ Abbey House Garden http://www.abbeyhousegardens.co.uk/
Home of 'The Naked Gardeners' Ian & Barbara Pollard というのが売りらしく、裸の中年夫婦と一緒の絵葉書や写真集が売っているのが、少し不気味ですが、庭自体はとても手入れが行き届き、美しく、落ち着きます。



○ Old Bell Hotel
 The Old Bell Hotel in Malmesbury, Wiltshire is reputed to be the oldest purpose-built hotel in England. だそうです。昼食をここの中庭で食べましたが、どれも美味く、従業員の接客も良いので、とてもリラックスした美味しい食事ができました。ミシェランにも載っているらしい。一度、是非、泊まってみたいです。





結局、この村には5時間近く過ごしましたが、根がつきそうな、適度に店もあり、見所もある落ち着いた田舎です。あまり、ガイド等では紹介されていないようですが、お薦めです。

 2010年8月15日訪問

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