今朝のFincaial Times やThe Timesでは、"Rise of China's economy signals shift in power" (FT),
"Exhausted old giant slips into shadow as China's sun rises" (Times) と日本のGDP数値の発表を受けて、中国の台頭、日本の経済停滞を大きく報道していました。(会社に置いてある日経新聞や朝日新聞には、「4−6月期 GDP減速」とは書いてありましたが、中国に抜かれたという報道は無かったのと対照的でした)。
特にTimes紙は、日本の政治経済状況が如何に内向きで、停滞しているかを1ページ半を使ってレポートしています(写真)。それにしても、このTinesの本文見出し(上記)、解説記事の見出し"From tales of greatness to anecdotes of decay" (成功物語から衰退の逸話へ(稚拙な直訳でスイマセン)といい、日本人としては腹立たしいことこの上ないです。
別に負け惜しみではないですが、2位が3位になったって世界3位の経済力と言うのは十分胸を張っていいことだと思う。ただ、とにかく日本国/日本人全体が自信/自負を失っているように見えること、政治が本当に今後の10年、20年を見据えて議論をしているとはとても思えないこと、多くの日系企業も「ウリ」がぼやけてしまっていることは、本当に一日本人として心配です。
海外に居れば嫌でも実感する、日本人労働者の質の高さ、勤勉性、謙虚さはまだまだ胸を張っていいはずだし、世界をリードする力を持っていると思う。もっと、元気出して、楽しくやろうよ、と言いたい。