その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

Edinburgh International Festival "The Gospel at Colonus"

2010-08-24 23:44:53 | ミュージカル、演劇
 夏季休暇を利用して、エンジンバラを中心に中部スコットランドを小旅行しました。この時期のエジンバラは世界的に有名なエンジンバラ・インターナショナル・フェスティバル、フリンジなどをやっていて、凄い騒ぎなのですが、詳細はまた別にアップしたいと思います。

 そのインターナショナル・フェスティバルの公演を一つは見てみたいと思い、ゴスペルを使ったミュージカル” The Gospel at Colonus “に足を運びました。会場はエジンバラのプレイハウスというなかなか立派なシアターです。


 予習不足で話の筋は、正直良く分かりませんでした。ギリシャ悲劇『コロノスのオイディプス』を現代のアメリカに舞台設定を変更してリメークされたお話だそうです。ただ、この元の話も、良く知らないうえに、相当難しそうな感じなので、理解するにはちょっと手間暇がかかりそうです。(原作のWikiの解説はこちら→)

ただ、公演自体は筋書き関係なく楽しめました。特に、出演者たちのゴスペル合唱が素晴らしい迫力でした。それこそ映画“SISTER’S ACT”(邦題『天使にラブソング』)をぐらいしか観たり聴いたりしたこともないのですが、黒人を中心とした出演者たちの体全体から絞り出すような声による独唱や祭りの憑かれたように陶酔の世界に迷い込んだような気にさせる合唱は本当にすごい迫力で、アフリカの民族衣装的な原色を組み合わせた華やかな衣装と合わさり、舞台から目が離せませんでした。 隣のイギリス人も”I didn’t follow the story, but the music is great.”と言っていたので、きっと同じ感想だったのでしょう。





(フェスティバルHPより)




こんな、普段、見る機会の少ないミュージカル等を観ることができるのもフェスティバルならではと思いました。


22 August, 2010
Play House

The Gospel at Colonus
by Lee Breuer and Bob Telson

The Blind Boys of Alabama
The Legendary Soul Stirrers
The Steeles
The Inspirational Voices of Abyssinian Baptist Church, Jeff Bolding, Director
Cast Rev Dr. Earl F. Miller, Jay Caldwell, Kevin Davis, Carolyn Johnson-White, Bernardine Mitchell, Josie Johnson
Bob Telson Piano
Butch Heyward Organ
Leroy Clouden Drums
Lee Breuer Adaptor and director
Bob Telson Composer and musical director
Alison Yerxa Set designer
Adam Larsen Video projection design
Jason Boyd Lighting designer
Ron Lorman Sound designer
Produced by Dovetail Productions

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする