その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

秋まっただ中のウインザーを走る

2010-09-28 21:48:03 | ロードレース参戦 (in 欧州、日本)
 10月のフルマラソン出場に向け、最後の練習レースとして、ロンドン近郊のウインザーで行われたハーフマラソンの大会に出場した。

 スタート地点は、ウインザー城の裏手にある広大なグレートパークである。ウインザー城の観光パンフとかに、城に向かって真っすぐに伸びる公園道を見かける。ウインザー城見学は過去に2回行ったことがあるもののいったいどこにあるのか不思議だったのだが、今回初めてグレートパークからの風景であることが判明した。観光写真通り、本当に美しい道である。城に向かって真っすぐに延びる並木道とその左右を囲む緑地。それだけの風景に感動する。

(ウインザー城から約3キロにわたってまっすぐ伸びる"The Long Walk")


 そこに、出場ランナー約4000名が勢ぞろいした。こちらに来て出場したハーフマラソン大会としては最も大規模なものである。

(賑やかなスタート地点近辺)


(応援団も多い)


(いよいよスタート)


 ウインザー城の裏庭とも言うようなグレートパークを大きく周回するコースは、走りやすく素晴らしい。よくもまあ、こんなに広大で、かつ美しく整備された土地があるのだろうと、感動しながら走る。コースは小さな丘を走り抜けるようなルートで、なだらかなアップダウンが結構あるので、上りになると結構きつかった。それに風が強く、向かい風の中の上り坂は、かなりめげた。そのせいか、10マイル地点からふくらはぎが軽い痙攣ぎみ。なんとかゴールまで誤魔化して走り抜いた。記録は1時間51分台で、悪くはない。

(ウインザー城をバックに。天気が良ければ景色はもっといいはず)


(微妙な坂です)


(ここは平地。左手の緑地はものすごくきれいに芝が刈ってあった。どうもポロの競技場らしい)


(ゴールも間近)


(見知らぬサポーターでも声援はうれしい)


 ただ、練習レースとしては失格。フルマラソンの練習なら、もっと余裕を持って走り、余力を残して完走するぐらいのペースでないといけないのだが、最近、どうもタイムを気にしすぎている。ハーフを1時間51分で走れば、その反動が後半に来ることは自明なのだ。5月のエジンバラマラソンの前のハーフマラソンも、同じことをやって練習としては失敗だったのに、また同じ間違いを起こしている。計画も戦術もコントロールもあったものじゃない。どうも、良くない。
 
 来月のフルマラソンに向けては、不安材料は多い。靴がまだ不安。どうも足になじんでない。また、前半ペースを抑えて走れるか?そして、必ずどこかで起こるふくらはぎ系の痙攣や足の痛み。それらと上手く折り合えるか?そんなこんなを含めて42キロの自分との会話だ。残り3週間。しっかり調整したい。

(今回も完走メダルをゲット)


 2010年9月26日
コメント (2)
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