今日はちょっと真面目な、ちょっと長いつぶやきを。(写真はイメージです)
就職活動を行っていた学生時代。面接の時に必ず聞かれる「どんな仕事がしたいですか?」。その時、決まり文句で言っていたのが、「世界を股に駆けるグローバルビジネスマンとして、海外ビジネスを拡大したいです」(今なら、「それって何?」って感じで、いろいろ突っ込まれるのだろうが、バブル採用時は「元気があってよろしい。○」っと、これだけで良かったのはホント)。
今、海外の現地法人で働き、全社員の5%に満たないの日本人駐在員の一員、それもマネジメントの端暮れとして働く機会を得た自分は、一見、当時の希望を実現しているようにも見える。しかし、赴任後1年半以上が経過した今でも、日々、理想と現実のGap、厳しさの前に立ちすくみ、もがく毎日だ。
異文化理解や異文化間コミュニケーションスキル、海外市場や事業分野についての理解・見識、そしてビジネス共通言語としての財務・マーケティング・経営等のリテラシー。これらはグローバルな環境で仕事をしていくうえで欠かせない。その上で、駐在員としての価値は何のか?駐在員はグローバルなビジネスマンと言えるのか?と考えると、そう簡単では無い。
駐在員の価値は、以下の3つは分かりやすい。①欧州の日系企業に日系としてのサービスを提供する、②日本での品質やオペレーションノウハウを現地で展開する、③海外の事業所と日本の橋渡し役をする。その一つ一つがとても大事で難易度も高い業務であるのだが、グローバルなビジネスマンというのは、果たしてこのことかと自問すると「?」がつく。いずれも、ある程度日本企業の優位性を前提に、そして会社組織に乗った上での個人のバリューだからだ。
欧州人が国境をまたいで、そして会社をもまたいで、自分のProfession(専門性)を高めていくのを横目で見ると、どう見ても駐在員とグローバルビジネスパーソンと言うのは明らかに違いそうだ。自分のスキルやキャリアパス、そして今の日系企業の人材育成(といっても自分の親会社しか知らないが)を振り返ると、グローバルなビジネスパーソンへの道と言うのは、限りなく遠く、高いところにあるような気がする。
これから(今既に)、日系企業が否が応でも世界の市場で競争しなくてはいけない環境にあり、日本人もその環境の中で自立した職業人とあるためには、何をどうすれば良いのか、悩ましい。
う~ん、答えが見つからない。
2010年9月20日
就職活動を行っていた学生時代。面接の時に必ず聞かれる「どんな仕事がしたいですか?」。その時、決まり文句で言っていたのが、「世界を股に駆けるグローバルビジネスマンとして、海外ビジネスを拡大したいです」(今なら、「それって何?」って感じで、いろいろ突っ込まれるのだろうが、バブル採用時は「元気があってよろしい。○」っと、これだけで良かったのはホント)。
今、海外の現地法人で働き、全社員の5%に満たないの日本人駐在員の一員、それもマネジメントの端暮れとして働く機会を得た自分は、一見、当時の希望を実現しているようにも見える。しかし、赴任後1年半以上が経過した今でも、日々、理想と現実のGap、厳しさの前に立ちすくみ、もがく毎日だ。
異文化理解や異文化間コミュニケーションスキル、海外市場や事業分野についての理解・見識、そしてビジネス共通言語としての財務・マーケティング・経営等のリテラシー。これらはグローバルな環境で仕事をしていくうえで欠かせない。その上で、駐在員としての価値は何のか?駐在員はグローバルなビジネスマンと言えるのか?と考えると、そう簡単では無い。
駐在員の価値は、以下の3つは分かりやすい。①欧州の日系企業に日系としてのサービスを提供する、②日本での品質やオペレーションノウハウを現地で展開する、③海外の事業所と日本の橋渡し役をする。その一つ一つがとても大事で難易度も高い業務であるのだが、グローバルなビジネスマンというのは、果たしてこのことかと自問すると「?」がつく。いずれも、ある程度日本企業の優位性を前提に、そして会社組織に乗った上での個人のバリューだからだ。
欧州人が国境をまたいで、そして会社をもまたいで、自分のProfession(専門性)を高めていくのを横目で見ると、どう見ても駐在員とグローバルビジネスパーソンと言うのは明らかに違いそうだ。自分のスキルやキャリアパス、そして今の日系企業の人材育成(といっても自分の親会社しか知らないが)を振り返ると、グローバルなビジネスパーソンへの道と言うのは、限りなく遠く、高いところにあるような気がする。
これから(今既に)、日系企業が否が応でも世界の市場で競争しなくてはいけない環境にあり、日本人もその環境の中で自立した職業人とあるためには、何をどうすれば良いのか、悩ましい。
う~ん、答えが見つからない。
2010年9月20日