今日の城山湖では、開局して間もない、まだ自分のコールサインでの交信をしたことのない局長さんのデビューのお手伝いをしました。
リグはVX3を持って来ています。
アンテナはノンラジアルのモービルホイップ。短めのマストの先端に取り付けたものを使用しました。
まずは簡単にレクチャー。メインチャンネルやサブチャンネルのこと、CQの出し方などなど。
最初に台本の作成です。
CQの台詞、呼ばれた時の台詞、さらにカード交換やら今後共よろしくのあいさつ、ファイナルと、ショートQSOの台本を作ってからチャレンジです。
まずはサブチャンネルを確保し、その周波数でCQを出します。
しばしCQを出すと応答が~!
コールサインの聞き取り、書き取りをサポートします。
ここからが本番、ご本人は心臓が飛び出すくらいドキドキしたことでしょう。
相手のコールサインを呼ぶところから、台本にしたがって送信、レポート、QTH、名前を必死に書き取って、マイクバックが返ってきます。
再び台本にしたがってドキドキ交信、長話は無理なのでさっと短く切り上げる交信にしました。
あまり呼ばれなくなったので、メインでも一発CQを出してみました。
すると立て続けに呼ばれて~。
45分間で途中休んだりしながら11局、かなり頑張ったと思います。デビュー初日としては出来過ぎかな。
周囲の局も面白がって楽しんでいました。
VX3に2m以上ある長いモービルホイップを組み合わせてみましたがどうも飽和気味で隣のモービル機ではよく聞こえるのに何も聞こえなかったり、メーター降ってもノイズっぽかったりと、混変調などの2信号特性にはかなり課題がありました。純正ホイップだと問題ないのですが・・・。
今回、呼ばれているのにVX3ではスケルチを開いても聞こえないパターンが多かったです。隣のモービル機ではかなり強く受信出来ているのに、VX3はメーターすら振らない。
これはおかしい。感度のいいハンディ機、聞こえないはずは無いのです。恐らく短い純正ホイップならよく聞こえたはず。
城山湖はすぐ上のタワーから、今年の1月中旬から、なんとかTVというデジタル信号のそれはそれはもの凄い強力な出力の電波が放送されていて、その周波数が430の約半分、広帯域受信が出来るリグだと思いっきり影響を受けてどうもダメです。FT817も使えません。G7も使えないです。デュープレクサーとかトリプレクサーとかバンドパスフィルターを通さないとダメです。
影響を強く受けるリグは、受信機の2信号特性やら中間周波数の処理とかで違いが出ます。平気なリグは平気、ダメなリグはダメ。
今度スタブを入れたケーブルを自作してリグに飛び込まないようにして差を試さなければ。