今日の城山湖、ローカル局が面白いアンテナを作りました。
広帯域受信機で短波帯を聴くために造ったBNCコネクタにワイヤーを付けたアンテナを持っていました。これを短く切って、29MHz帯FMハンディ機で使えるアンテナにしたいというお話しでした。
事前に1/4波長が基準になること、エレメント側とアース側と両方あると良い、という説明をしておきました。
後で調整して短くカットするので、長めに2.7mのエレメントと2.7mのアース線をつないで実験。片方は木の枝にひっかけてもう片方は地面にたらして伸ばしたスタイル。
恐らくこの状態だとバンドの下に同調していることでしょう。アンテナアナライザは持ってきていないので調整できないと思っていましたが、そうだ、FT817につないじゃえ、これならSWRがわかる、ということでつないでみました。
28MHz付近で表示4つ、29.7MHz付近で表示5つ。
この状態からエレメントを短くしていきました。
ここで、アース側だけ短くしてみよう、オフセンターでもいけるはずだから、ということでアース側だけどんどん縮めて(折り返して撚る)いきました。
縮める度にSWRの表示が少なくなっていきます。
そしてアース側を1.8mにしたときにSWR表示が消え、バンド全体でその状態をキープ出来ました。
2.7m+1.8mのアンテナ。全長4.5m。理論値では約5mのはずでしたが、電線が細いためか、折り返すのと切断するのとでは結果が違うと思うのでその差もあると思います。
センター給電でこのスタイルだとインピーダンスが低いアンテナになるのでドンピシャに長さを合わせてもSWR表示が1つや2つ点くと思ったのですが、オフセンターにしたおかげなのか、インピーダンスが50オーム近くになったのでしょう(か?)、SWR表示の点かないFBな状態で仕上がりました。
それにしてもあっけなく、いいアンテナが出来ました。
皆さんもいかがでしょう。
↓ クリックお願いします