アマチュア無線局 JO1KVS

運用やグッズ、その他思いついたことを書き込んでいます。役に立たない独り言ですがよろしくお願いします。

資格の難易度と技術の難易度

2009年02月28日 08時12分20秒 | アマチュア無線
 アマチュア無線の資格は1~4級で、それぞれ運用できる範囲が限られています。海外でも多くの国で国際通信OKのHFも出られる上級と、国内V,U専用の入門クラスが用意されているようです。敷居を低くして多くの人に楽しんでもらう(いわゆる国民の福祉の向上というやつです)、ということでしょう。
 それはさておき、電子回路の複雑さや資源占有率等から資格と比較して考えるとちょっと面白いです。

 電子工学的に見れば、最も簡単に作れる送信機は、CWモード専用の送信機です。キャリアを送ったり止めたりするだけですから。
 AMとなるとそのキャリアに変調を載せるという技が加わります。
 SSBはさらにAMからキャリアと片側の側波帯を取り除くと言う高度な技が加わります。
 FMはキャリアの周波数に変調をかけてしまうという、奇抜なことをやっています。
 難易度を整理してみますと、
 CW → AM → SSB → FM と言ったところでしょうか。

 資源占有度の視点で見てみます。つまり帯域がどれだけ占有するか、ということ。主なモードで見ると
 PSK31 → CW → SSB → AM → FM でしょうか。
 PSK31は特別出演です。FMは超ナロー化すればAMよりも帯域を狭めることは出来そうですが、現状は10~16kHzくらい取っていて一番広いです。

 飛びの点で比較します。同じ電波なので到達距離に差は無いはずですが、届いた先での解読度で比較してみると
 FM → AM → SSB → CW という感じでしょうか・・・。
 FMとAM、どっちがギリギリに強いかは人によって感じ方が違うかもしれません。AMは信号が弱くなると再生される音が小さくなり聞きづらくなりますが航空無線のようにバンドが静かなら結構いけます。混信でビートが発生すると一気につらくなりますが。FMは信号が弱くなっても音声のレベルはキープされるものの、ザーッと言う無信号時の大きなノイズに埋もれ大変聞き辛くなります。SSBは弱い電波の解読力が高いですし、混信にも強い。電力的にも効率が良いので、AM、FMより上です。一時は4倍飛ぶ、なんて表現されていたこともありましたね。CWは信号の有無さえわかれば通信できるので、弱い信号でも交信可能ということでトップです。

 運用技術で見ると
 SSB,AM,FMは同点 → CW ですね。
 モールスが送受信できるように自己訓練しなければ出来ませんので。

 これらを加味して考えてみると、資格と連動しているのは運用技術と電波の飛びで、電子工学的な技術と資源占有率は資格とは逆になっているような感じです。

 すべて加味して資格を考えると~

 CWが入門。技術が高く、資源を占有するしゃべる通信なんて十年早い。
 HFで技術と交信実績を積んで始めてSSBに、V,UのFMに出られるものだ。

 なんていう説も出てくるかもしれません。(持論ではありませんので批判はされませぬようお願いいたします。)
 某学校の無線部では、最初に電信級(当時この資格での電話は不可)を取らされ、コンテストでバリバリ高速運用し、それを経てはじめて電話級の受験が許された、なんてところもあったようです。凄いですね。
 非現実的な話ですが、SSBに出るための条件はCWでQSLカード1000枚、FMに出るための条件はSSBでの交信によるQSLカード1000枚、なんていうのも面白いかも。交信実績により道が開かれるようになると、もっともっと交信が盛んになることでしょう。(交信目的が偏ってしまい雰囲気が変わってしまうかもしれませんが)
 FMの敷居が高ければ、お手軽運用はしにくくなりますが、違法局、不法局は今よりずっと少ない状態になっていたかもしれません。とはいえ、お手軽FM機が時代の要求であったのでしょうし、自分自身その恩恵に十分あやかっている訳で、文句言えませんが。

 決してそうあるべき、という話ではありません。いろんな楽しみ、考えた方が共存できるのがアマチュア無線。こんな視点も面白いかも、という独り言ですのでご容赦ください。
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全市全郡コンテスト 結果が出ました

2009年02月27日 20時26分05秒 | アマチュア無線
 ここ最近の大きなコンテストではひたすらブービー賞狙いでしたが、全市全郡コンテストでは真ん中より上の成績でした。
 電信電話オールバンド部門で、138位/328局でした。
 フル参戦でもないうえに、アパマンモービルホイップにしてはまあまあですね。
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フットスイッチを作ってみました

2009年02月27日 00時12分39秒 | アマチュア無線
 PTT用のフットスイッチを作ってみました。
 フットスイッチはある方から譲っていただいたものがあったので、自作した部分はリグとの接続用コネクタの配線のみです。
 IC7400のACC2の方につないでみました。ACC1のPTTでは144で送信が出来ないそうなのです。(IC746とIC7400の仕様です)
 DINコネクタに配線。このとき、HF~50用の3番ピンと144用の6番ピンをつないでしまいます。あとはグランドをつないで完了。
 ばっちりフットスイッチで送信操作が出来るようになりました。
 スタンドマイクの操作音が入らなくなるのはFBですね。
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Z-817 不具合 続報

2009年02月25日 19時29分36秒 | アマチュア無線

異常無しで戻ってきたZ-817
納得いかないので、もう一つ別ので試そうと、別のお店から買っちゃいました。
早速開封して同じようにテストしてみます。

あれ????
やっぱり同じ症状だ~~~  (´・ω・`)

こうなるともうFT-817との相性なのかもしれません。
他のFT-817で試してみたいなぁ・・・。

QSYするとモードが制御されずにSSBだとキャリア無しで動作に入ってしまいます。QSYしないで2回操作すると2回目は問題なく動作します。
気に入らないなぁ。
自分で最初からキャリアの出るモードに切り替えて操作すれば使えるのですが。

2台あっても仕方ないので、どなたかに1台譲ろうかなぁ。
20Wまでのリグならどんなリグでも使えるオートアンテナチューナーです。
8Kでいかがでしょう。送料別で。
ただし同じ症状が出てもノークレームで。

 

※ 無事に嫁に行きました。

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VK9DWX cfm

2009年02月23日 17時46分21秒 | アマチュア無線
VK9DWX Willis Island DXペディションのQSLカードが届きました。
カラーで二つ折りの素敵なカードです。
内側にデータと詳細な情報、スポンサー、メンバーの写真が載っています。
私は、10MHz、14MHzのCWと21MHzのSSBの3交信でした。

封筒がえらく汚れていたのが気になるけど・・落として踏んだ痕がある・・いったいどこの国で付けられた足あとだろう・・・Hi
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東京都狛江市移動

2009年02月21日 14時46分51秒 | アマチュア無線
 先程東京都狛江市で移動運用してきました。
 車を走らせている間もコンディションはパッとしません。
 着いた頃にはピタッと静まり返ってしまいました。
 7で交信できたのは、広島県と東京(グランドウェーブ)のみ。
 その後、50でCQは空振り。430FMで1交信。
 いや~、マイッタマイッタ。
 お相手いただいた局長様、ありがとうございました。
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Z-817 修理戻ってきました

2009年02月16日 23時49分03秒 | アマチュア無線
長らく修理中だったLDGのオートチューナー、Z-817。
昨日戻ってきました。
しかし、異常なし、とのことで、チェックした形跡はあるようですが、症状変わらずです。
新品交換も期待していたので、説明書ごと一式送ったのですが、戻ってきた箱に説明書の姿がありません・・・。
電池が入っていたけど・・・。
説明書はダウンロードして印刷します・・・。

っていうか、症状変わっていません!!。
一発チューンしません。二発チューンか、一発目に口笛でも吹いていないとダメです。これではZ-817の最大のセールスポイントが台無しです。
これ、もしかしてFT-817側の問題?、いや違うな・・・きっと。
まぁ使えないことは無いのでしばらく我慢して使います。

そういえばZ-100proとかIT-100とかKT-100とか、似たようなコンセプトのチューナーがズラッと新発売になってました。
これらは日本で手に入るどのチューナーよりも安く、性能もいいので、お勧めだと思います。
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日曜日はたくさん交信しました

2009年02月16日 00時21分38秒 | アマチュア無線
 日曜日は比較的コンディションもよく、21MHz帯も結構賑やか。18や10でも珍しく交信できました。3.5や7も元気。50・144・430にも出没し、いろんな時間に交信して今日は全部で27交信。
 なかなか充実していました。
 交信していただいた皆さん、ありがとうございました~。
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500円八木 折りたたみ機構

2009年02月14日 22時27分26秒 | アマチュア無線
500円八木、動作が確認できたので、いよいよ移動運用用に改造です。
まずは折りたたみ部分。
接続方法を考えながらホームセンターをウロウロ。
塩ビパイプに少々無理に差し込めるサイズなら、それがジョイントになるかな?
とか
蝶番を使おうかな(細い棒に使えるサイズ無し)とか
プラスチック製品のふたの可動部を切り取って移殖しようかとか
小型のアングルがあったのでこれを使って差し込み構造にしようと決めました。
作ったのがこれです。
アングルは2個、この写真の裏側にも使われています。
写真右側のブームにだけネジが止められていて、左側は差し込んでいるだけ。
ネジで割れが入ってしまったせいか差し込んでもちょっと緩みがあります。
ネジを入れる前にキリで穴を開けたほうがいいですね。最近は強力な接着剤があるので、ネジを減らして接着剤を使ったほうがいいかもしれません。
抜け止めに「つの字」という木箱のふたによく使われる金具をつけてみました。
買い物する前に構想は無いので、これだけの金具、ネジをお店で考えながら揃えました。
(゜~ ゜)うーん、イマイチだけど、山の上の運用には十分でしょう。
ついでに角材には木材の保護用塗料をスプレーで吹き付けました。
今後、マストへの取り付け方法や、手持ちの際のハンディ機の固定方法を検討してみたいと思います。
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500円八木 出来ました

2009年02月11日 21時01分15秒 | アマチュア無線
 500円八木 6エレバージョン 出来ました。

 今回は給電部です。
 給電部は直接半田付けしてもいいのですが、調整するときにスライド出来るように、圧着端子(共締め用)を通して軽くカシメています。端子外側に同軸の芯線、網線をそれぞれ半田付けしました。
 これで完全に分解することも可能です。
 ケーブルは短く、BNCコネクタを付けました。
 完成直後の同調点は420MHz前後。そこで放射器のエレメントを詰めます。
4mm程度詰めたところでバンド内、下のほうに合いましたのでこれで良しとします。
 さて次は折りたたみ出来るように改造します。
 
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DJ-G7 144/430/1200ハンディに期待

2009年02月11日 08時45分31秒 | アマチュア無線
 これ、欲しいです。
 1200のハンディ機が無い中、やっと出してくれました。しかも突然。
 VX-3、VX-8、ID-82、欲しいハンディ機がいくつかありますが、自分的には初登場でランキング1位です。
 1200MHz帯のリグ、長らく現役商品がありませんでしたから、すごく注目されるのではないでしょうか。今後他社からの競合製品も期待です。
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コンテストの結果

2009年02月09日 22時00分14秒 | アマチュア無線
 多摩川コンテストの結果が出ているとの噂を聞き、チェックしてみました。
 流域内25局中13位。ど真ん中です。なかなかの成績でした。

 先日、年末コンテストの結果もメールで送られて来ていました。PSK部門7局中6位。ブービー賞です。

 そういえばメジャーなコンテストは軒並み下から2番目。ブービー賞取りまくっています。(何にももらえないけど・・・)
 
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高尾山口駅から津久井湖まで

2009年02月07日 18時25分05秒 | アマチュア無線
 今日は、京王線のイベント電車、「高尾山冬そば号」に乗って来ました。
 うちからバスで北野駅に出て、そこから乗車。後ろのほうでしたが、席が空いているくらいの混雑度でした。この電車は、手ぬぐいのおみやげつき。北野を出ると車内で配布が始まります。
 高尾山口に到着が11時17分。この時間だと高尾山の上のほうのお店で蕎麦をいただく方が多いのでしょうが、私はすぐに麓のお店で混む前にいただきました。
 そして向かった先は・・・
 南高尾山稜ハイキング。20号を渡って民家の裏を抜け、山道に。登りきると稜線がずっと南北に伸びています。この稜線をひたすら南下すると津久井湖に出ます。この区間はずっとハイキングコースです。
 出会う人も少なく、のんびりしたコースで大変良かったです。比較的ロケーションの良いところを通るので、ずっと430をワッチしていました。途中で何度かQSOして、町田市の最西端、草戸峠で移動運用しました。
 その後城山湖を見下ろす草戸山からQRV。城山湖で移動運用されている局と無線であいさつして、榎窪山を越えて津久井湖のほうへ下りて、バスで橋本に出て帰りました。
 無線とハイキング、なかなか楽しかったです。
 ちなみにデイパックに入っていた機材は、FT817,C-710,DJ-P23L、ICB-87Rの4台の無線機。他にはタオルと飲み物とアンパンくらいで、ほぼ無線機を運んでいる状態でした。
 このように動いては止まって運用する場合は、ポケットに収まる小さなリングノートが便利ですね。
 交信いただいた各局さんありがとうございました。
 写真は運用後に標識にハンディ機をかけて撮りました。うしろの霞んだ山が高尾山です。
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マイクアンプを作りました

2009年02月05日 00時00分38秒 | アマチュア無線
昨夜は通販で届いたマイクアンプのキットを組み立てました。
スガヤ電機さんで出している、MA-2011マイクアンプ部品セットです。
以前はキットだったそうですが、製造元が無くなり、部品セットでの提供だそうです。基板はユニバーサル基板です。
このマイクアンプはTA2011SというICが使われています。
このICの最大の特徴は、ALC内蔵!! 普通無いですよ。
無線に使うとしてもなかなかのものだと思います。

実は無線に使うのではなくて、PAアンプのライン入力につないで、拡声アンプを完成させようというのが目的です。
アンプ部は秋月電気の10Wパワーアンプ。トランペットスピーカーもありますのでこれを車のグリルに仕込んで、「いしや~きいも~ うりきれ~~」ってやってみようか、と言うのは冗談ですが、拡声アンプ、大好きなんですよね。
さてうまく動くかどうか・・・。

週末は動作確認です。

追記 マイクアンプとパワーアンプ、きっちり動作してでかい音が出ました!。
 ノーミスで完成です。
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500円 八木アンテナ

2009年02月02日 23時15分03秒 | アマチュア無線
500円八木、検索するとJAMSATの記事が出てきます。
この記事の事を事あるごとに紹介しています。
八木の経験の無い方に、八木を使ってもらいたいからです。
たとえ回すことが出来なくても、固定ビームでも、です。

GPで RS31くらいの信号が聞こえているとします。
より高性能な、ゲインの高いGPに替えて聞いたとします。
その信号は RS43くらいになるでしょう。
RS53には残念ながらなることは少ないです。
ところが八木を使うと・・・RS55~59になります。
仮にSが3だとしてもRS53になります。43ではありません。

八木のすごいところはここにあります。
S1が9になるだけでなく、了解度が飛躍的に増します。
1方向の電波に絞ることでマルチパスに強くなり、音質も良くなります。

と言うわけで
430MHz帯では日頃は既製品の5エレ八木を使っていますが
皆さんにおすすめしている500円八木(6エレ)、
自分でも作ってみることにしました。
3mmのアルミパイプ、3mmの銅パイプ(パイプじゃないのが欲しかったけど行ったお店には無かった)、91センチの14mm角の角材、コードクリップを用意しました。
サイトでは14mm角ではありません。実は放射器が折り返されてその幅が13mm確保するので14mm角では放射器を2度通す穴が空けられないのです。でも角材にコードクリップを貼り付けたのでちゃんと放射器が保持できます。
あとは同軸ケーブルを取り付けるだけで完成というところまで出来ました。
非常に軽量です。
同軸ケーブルも簡単に外せる工夫をする予定です。外せれば分解も楽勝。
これを富士山頂で使えるよう、ブームも折りたためるようにして仕上げていきたいと思います。
完成したら写真付でアップします。
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