
久しぶりの本格?移動運用をしてきました。
場所は埼玉県飯能市有間峠。(有馬じゃなくて有間)
ここは車で移動してモービル半固定で運用出来る、Aクラスの移動ポイントです。
見晴らしは素晴らしく、関東平野を一望出来ます。
標高も1140mとかなりのもの。東京南部の丘陵地帯を飛び越えて神奈川県にもよく飛んでいきます。
ハンディ機の飛びを試してみたい人は是非ここでやってみてください。
今回は東京コンテストと日程が重なったためか、先行者あり、でした。
先行者アリ、だと難しくなるのは渓流釣りと同じですね。
50MHzと144MHzで稼がれる模様、HFはやらない、とのことでしたので、当方は少し離れた林道のカーブの広い部分まで徒歩で歩き、テーブルなどを設置して運用しました。

当局は、FT-817にMP-1改(最初はRHM8Bにワイヤー追加でしたがアースに苦労してイマイチ)、そして3mのマストの上にRH770というBNCコネクタのハンディ機用ロッドアンテナ(と言ってもモービルホイップと同じ設計の5/8λ2段ノンラジアル)を取り付けて、アンテナ2本体勢で運用しました。

21MHz、28MHzの東京コンテストを聞いて回ると結構賑わっています。高い山の上からなのでグランドウェーブの電波がたくさん拾えます。ひと通り呼びまわり、CQも出したりしながら小一時間運用しました。
MP-1改は絶好調で、超ロングなホイップを取り付けているため21MHzも28MHzもフルサイズ、1/4波長での動作。SWRも大変良く落ちて山の上からと相まってよく飛びました。
MP-1改をコイルをスライドさせて10MHzに合わせてみましたが、垂直系の弱みなのか強みなのか、近距離国内は苦手で、同行したローカルの張ったフルサイズ逆VDPに完敗。アンテナをお借りして数交信しました。
食後は430MHzFMでCQを出してみました。
開いているところを探して周波数チェック。メインで一切声を出さずにここでCQ。すぐにコールをいただき、1交信。その後は空振り無しでパイルにならない程度に呼ばれ続け、1交信3~10分ペースで楽しみました。徐々に呼ばれる方が増えてきたのでショートぎみに意識したのですが、ついついこちらからたくさん喋ってしまって・・・。午後3時を過ぎたらなぜかパイルが大きくなり(東京コンテストが終わったから?)、体も冷えてきていたこともあってペースをあげました(がついつい喋ってしまう・・・)。最後の数局さんには先にショートですみませんと宣言してからの交信だったのでスイスイと出来たかなと思いますが、簡潔な交信は今後も課題です。
今回は、FT817にRH770の話題が結構盛り上がりました。多分、とてもよく飛んでいたのでしょう。RH770はハンディ機やFT817をお持ちの方で、少しでもよく飛ばしたい、と思う人が持っているアンテナですから、「私も持ってます、こんな使い方が出来るんですね、私も山に持って行って交信したくなった」と言われたりして楽しかったです。

このアンテナはノンラジアルなので、マスト頂点に簡単な基台を付けて立ててもちゃんと使えますし、全長1m弱ありますから立派なモービルホイップと性能は変わりません。むしろこちらのほうがエレメントが太いので性能が上かもしれません。それを地上高3mにあげてますから車よりは有利です。
登山の時はグラスファイバーの釣竿に養生テープで貼り付けて運用したこともあります。ノンラジアルの強みはこんな使い方でもちゃんと使えるところですね。
それと有間峠の文字の話も盛り上がりました。この峠の名前、普通にパソコンなどで打っても有馬温泉の有馬が出てきてしまうので、有間という文字が正しいという認識がイマイチ。その話をどこかで出したらお後の局長さんから、「私がこれまで有間峠移動で発行してきたカード、みんな間違えてました~」などなど、交信を超えての話題が続きました。
今回の運用では、ずっと前の局長さんとの交信で話した内容を、1時間くらい後に交信した方に話題にされることが多々ありました。ずっと聞いていらっしゃった?、と言うことですね。
長時間山頂等で運用していれば、ダイヤルグルグル回すといつもあの周波数であの人が出ている状態になってある意味「放送」に近い状態になります。みんなが聞いている。DJみたい。
有間峠や堂平山など、平野を広く見渡せるところは、無線の世界ではある意味舞台なんだなぁと思いました。
というわけでコンテストも含めて77交信出来ました。各局ありがとうございました。
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