愛車の愛機IC7000MでCWの送信が出来なくなるという症状がしばらく前から出てました。
キー端子の抜き差しで回復することもあり、配線やプラグ関係を疑って新しいコードに変えたのですが、やはり症状は変わりません。
IC7000Mのキー端子は標準ステレオジャックなんです。安心の標準ジャックなのはいいのですが、運転席まで引っ張るコードはミニステレオプラグなので、変換プラグを入れて接続してました。こうなると必然的にプラグが長くなり、ここに荷重がかかるとリグのジャックに負担がかかります。
移動運用のマストやらアンテナが結構当たってしまうポジションだったためでしょうか。負荷がかかって恐らく中の基盤から浮いたか外れたかしたかもしれません。開けてみないとわからいないのですが・・・。
一度持って帰ってきてチェックしないといけませんね。
けれどセパレートして、電源も配線している無線機を、実働状態で自宅でチェックするのは結構面倒なことです。パネルも外して持ってこないといけませんから。動作チェックを省略するのなら手間ではないですけどね。
そんなわけでしばらく放置していたのですが、やはりCWも送信できる状態にしておきたいもの。
説明書を見ていたら、フロントパネルからも電鍵を接続することが出来ることが判明。それはマイク端子の中に隠されていました。LANケーブルと同じ規格の端子RJ-45コネクタの2番と7番を、3.7KΩで接続すると短点、2.2KΩで接続すると長点として内蔵エレキーが作動するのだそうです。
これでパネルの近くでパドルを接続することが出来ます。
しかし、マイクを抜いてしまうと不便なことも多々あります。このリグの操作の大半はマイクにごっそりと盛り込まれているからです。
マイクを外さずに電鍵もつなぎたい。
そこで作ったのが短いLANケーブルからパドル用の信号を分岐しつつ、マイクも接続できる中継コード。
市販のLAN中継コネクタを分解して、信号を分岐しました。市販の中継コネクタは、いかにも分解が容易な大きめのタイプを選びます。小型のタイプは一体成型で分解が出来そうにありません。中に8本のコードが余裕を持って収納されているタイプが必要です。大型家電店で探してみました。SANWAのRJ-45クロス変換キットの中継コネクタがいい感じです。短いクロスケーブルのおまけ付きになってしまいましたが、いかにも分解可能な雰囲気でこれにしました。
一応完成。果たしてうまくいくでしょうか。報告は後日。