短波のコンディションは1日の中でもどんどん変わりますね。そしてその傾向は近いけど日々違い、月や季節単位で見ると明らかに変わっていきます。一年通すとイースポシーズンとか秋のDXシーズンとか、冬の夜はローバンド、とか体験で解ってきます。
太陽の自転周期ごとに似た傾向が現れたり。一番影響があるのは太陽の黒点増減周期の11年間。21MHzなんて黒点が多いピークの3年くらいは10Wで毎日ヨーロッパやオセアニアとラグチュー出来た
、と言う時もあれば少ない時は毎日何にも聞こえない。何も届かないからメーターもちっとも振れない、なんて事が数年続きます。
それでも大きなコンテストになるとなぜか海外が聞こえてくる。ちょっと嬉しい。でもあれは日本にビームを向けたすごい設備と出力のなせる技なんですよ。その証拠に大出力の短波放送は黒点最小期でもなんとか飛んできます。
(見方を変えると、凄い設備と出力がないと交信できない地域は有る!と言うこと)
つまり、短波を知るには11年は続けないとね、昼も夜も、ってことです。
これが短波の魅力でもあるわけです。
無線大好きで大好きで聞いていたくて仕方ないならこのくらい、教わらなくてもやってますから解ってますね。
短波は毎日毎日いろんな時間帯を何年も何年も聞いて欲しいと願うのはこういう体験を基礎にして欲しいから、なのです。が・・・。
親に叱られようともそれをやってきた僕らのような生まれつきの無線好きだけの話かも知れないですね。
無理強いすると老害になる(笑)