★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

頑張れ、頑張るな

2021年01月15日 13時15分53秒 | 徒然(つれづれ)
 緊急事態宣言のメインターゲットにされた飲食店に、世論やネットでは励ましの声がしきりだ。
 曰く、「頑張って」、「負けないで」、「ファイト !」、「応援しています」・・・。
 応援メッセージの「頑張れ」がまたぞろ幅を利かせてきた。

 頑張れ、というのは精神論以外の何ものでもない。
 頑張って成果や効果が出なければ、頑張ったことにはならないのではないか。
 しかしその努力、その過程にこそ意味がある、将来の財産になる、などといわれるが、果たしてそうか。

 頑張ってもどうしようもないことのほうが、世の中には多い。
 また、頑張らなくても成果や効果が出ている人間もいる。

 一時期、頑張るな、頑張らない、がアンチテーゼとして喧伝されたことがある。
 頑張っている人間に、それ以上頑張れというのは酷だし、余命いくばくもない末期がんの患者に対しては、無駄な努力や苦しさを強いることになる。
 要は目いっぱい頑張っている人間に、頑張れというより、もうそれ以上頑張らなくてもいいんだよ、というほうが効果的だという考え方だ。

 私は人生において頑張ったと自負できるような経験はない。
 もしかして、つつがなくサラリーマン生活を終え、定年退職できたことが、他人から見たら、頑張ったという証なのだろうか。

 私は誰に対しても、頑張れ、とも、頑張るな、とも言わないし、言える立場でもない。
 少なくとも私に言えるのは、人生運まかせ、なるようにしかならないさ、明日は明日の風が吹く、気楽に行こうぜ、くらいだ。
 

★★格調高い文学的な香りが漂うわけでは、もちろんなく、先端を行くスタイリッシュな文体でもなく、ハラハラ、ドキドキのジェットコースター感覚もなく、可もなく不可もなく、毎日無意識に食べるご飯のように、なんの抵抗もなく読める、そんな小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。狙いは読後感。読めばわかる、あるいは読んでもわからないかもしれないが、なんとなく心の片隅に残る奇妙な違和感。ありきたりで普通を装った妙な安心感。 小説の常識を覆すためにもぜひご一読、拡散を。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ああ、灰皿が消えてゆく

2021年01月15日 12時20分24秒 | 徒然(つれづれ)
 自宅隣のローソンの店頭の灰皿が撤去された。
 つい先日、ウォーキング途上でいつも煙草休憩していた、すき家の店頭の灰皿が撤去されたばかりだ。

 愛煙家の私にとって、コンビニや牛丼店の店頭の灰皿は、砂漠の中のオアシスのような存在だったのが、昨年の緊急事態宣言以降、右へ倣えのように姿を消してきた。
 そしてついに、一縷の頼みの綱だった、隣のローソンの灰皿までもなくなってしまった。
 呆然と立ち尽くし、滂沱の涙に暮れるしかなかった。
 
 これこそまさに、緊急事態宣言に便乗した喫煙者泣かせの暴挙にほかならない。
 買い物ついでの一服や食後の一服は、喫煙者ならではのささやかな憩いのひと時だ。
 それを無情にもなくしてしまうとは、人より余分に納税している喫煙者に対する権利の侵害も甚だしい。

 もうローソンやすき家は金輪際利用しないぞ・・・というわけにもいかず、トホホな気分だ。
 残された喫煙場所は駅の周辺や市役所に限られる。
 しかしそこへ行くのは遠まわりで面倒だ。
 あとは、エチケット違反を承知で、昭和の遺物、歩道橋の上しかない。


★★格調高い文学的な香りが漂うわけでは、もちろんなく、先端を行くスタイリッシュな文体でもなく、ハラハラ、ドキドキのジェットコースター感覚もなく、可もなく不可もなく、毎日無意識に食べるご飯のように、なんの抵抗もなく読める、そんな小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。狙いは読後感。読めばわかる、あるいは読んでもわからないかもしれないが、なんとなく心の片隅に残る奇妙な違和感。ありきたりで普通を装った妙な安心感。 小説の常識を覆すためにもぜひご一読、拡散を。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする