今日からゲシュタルト療法の百武正嗣先生と
倉成 央先生のコラボレーションのワークショップです。
ゲシュタルト療法は、ユダヤ人の精神科医、フレデリック・パールズ(フリッツ・パールズ)とその妻のローラにより、
ゲシュタルト心理学、実存主義思想などを手がかりにはじめられたものである。
彼は、その後日本にもやってきて、京都の大徳寺で禅の修業もしている。「ゲシュタルト」(Gestalt)は、ドイツ語で「かたち」「形象」をいう言葉。
直接は「ゲシュタルト心理学」から由来した言葉と思われるが、その意味づけは参禅体験などと深くつながっている。
彼の考え方には、エーリヒ・フロムや鈴木大拙などの影響も色濃く見られる。東洋的な瞑想や精神統一
セラピーの姿勢としては、カール・ロジャーズの来談者中心療法などと一緒に人間性心理学(アブラハム・マズローの流れ)の中に分類されている。
ゲシュタルトの祈り
パールズが作ったゲシュタルト療法の思想を盛り込んだ詩。
彼はワークショップでこの詩を読み上げていた。
パールズの孫弟子にあたる百武先生も
ワーク中に引用されます。
大好きな詩をご紹介します。
『ゲシュタルトの祈り』
私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。
私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。
出会えなくても、それもまた素晴らしいこと。