国立成育医療センターのアンケート調査です。
「コロナ×こどもアンケート」で
おとな以上に子どもたちは、不安や困りごとを抱えているかもしれない。
心理社会的影響は中長期的に続く」として
子どもたちを注意深く見守る必要を訴えています。
アンケート調査は、全国一斉の休校やその後の在宅生活が、子供たちに与えたさまざまな心理的影響やストレスについて
2020年4月30日から5月末までインターネットを通じて実施されました。
7歳から17歳の子ども2591人、0歳から17歳の子どもの保護者4750人から回答を得ました。
中間調査報告によりますと
「全体の75%に何らかのストレス反応・症状がみられた」
具体的なストレス反応に関しては、
「自分の体を傷つけたり、家族やペットに暴力をふるうことがある」という回答が小学生1~3年で16%、同4~6年で10%
一部の小学生に精神的なケアが必要になっている実態が示されました。
また「コロナのことを考えるといやな気持ちになる」が小学生1~3年の47%
「最近集中できない」が小学生4~6年の40%、高校生の42%でした。
小学校1~3年の18%が「だれかと一緒にいても、自分はひとりぼっちだと感じる」と回答しました。
中学生の66%、高校生の80%がソーシャルメディアを通じて友人との連絡を取っていた一方で
小学生は「(友だちと)会ったり連絡をとったりはしていない」が最多で、
孤独感の要因をうかがわせています。
調査を統括する同センター社会医学研究部の半谷(はんがい)まゆみ研究員は
「十分な説明もなく学校が休校になったことで、子供たちが納得できなかったこと。
子ともの心のケアに対する対応が遅れがちだったことが、背景にあるのでは」と分析しているそうです。
ガミガミ怒らずにありのままを受け容れる方法