ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

愛し愛し愛しぬいて…平和

2015年08月19日 | 関心事
蝉しぐれの夏、平和を考える。

私たち一人一人が自分自身がユニークで素晴らしい価値ある存在だと思えたなら
人をうらやむ必要もなくなるかも…。

敵対する必要もなくなるのかも…。

自分を愛する人は、人を愛せるが、
自分を愛せない人は、人を愛せない。

戦後70年の終戦記念日を機に、あらためて考え直したい。

長崎に投下された原子爆弾に被爆し、後に亡くなられた医学博士が子どもに宛てた「いとし子よ」から抜粋。


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”私達日本国民は、憲法において戦争をしないことに決めた。(中略)

日本をめぐる国際情勢次第では、日本人の中から、憲法を改めて
戦争放棄の条項を削れ、と叫ぶ者が出ないともかぎらない。

そしてその叫びが、いかにももっともらしい理屈をつけて、
世論を日本再武装に引き付けるかもしれない。

そのときこそ、・・・誠一よ、カヤノよ、たとい最後の二人となっても、
どんなののしりや暴力を受けても、きっぱりと

「戦争絶対反対」
を叫びつづけ、叫び通しておくれ!

たとい卑怯者とさげすまれ、裏切り者とたたかれても「戦争絶対反対」の叫びを守っておくれ!

(中略)愛するものは滅ばされないのだよ。

愛で身を固め、愛で国を固め、愛で人類が手を握ってこそ
平和で美しい世界が生まれてくるのだよ。敵も愛しなさい。

愛し愛し愛しぬいて、こちらを憎むすきがないほど愛しなさい。

愛すれば愛される。愛されたら、滅ばされない。愛の世界に敵はない。

敵がなければ戦争も起こらないのだよ。”

永井隆 「いとし子よ」 サンパウロ2002年
p.207-209

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