木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

「一木一優」作品展

2011-08-01 21:39:47 | 木工
いつの間にか8月。
自分にとっても1年で一番大きな取組である京都木工芸同好会「一木一優」作品展まで3ヶ月を切りました。

2011年「一木一優」木工芸・漆作品展
 
  
   日時:2011年10月28日(金)~31日(月)
  会場:みやこメッセ、2階美術工芸ギャラリー
  テーマコーナー:「今風いろり端」



作品展に向けての制作を開始しました。
まずは、定番の椅子。今回は拭漆仕上げです。

実はこの椅子、昨年の作品展に出品するつもりで木取りをして、ほぞや仕口の加工まで済ませていたものです。
2つ作る予定が、時間が足りずに1つは仕上げるに至らず、1年間そのままになっていました。


背の幅を狭め、束を6本から5本に減らしてみたのですが、詳しいことは覚えておらず、図面を引っ張り出して寸法などを再確認。
後脚の仕上げ削り。


背の束の仕上げ削り。反り台鉋、反り台の内丸鉋などが大活躍です。


仕上げの鉋掛け、削り出しが完成したら仮組み。


1年間放っておいたものですが、狂いもなく、仕口もきちっとおさめることができました。
もちろんこの仮組み状態で座ってもどうもありません。


一度分解し、仕口の部分に漆が付かないよう、マスキングテープで養生します。
次は拭漆にかかります。
 
コメント
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