ちょっと不安を感じながらも、炉縁の鯱留のほぞの加工に取りかかりました。

墨に沿って、昇降盤でほぞを切ります。ほぞは相欠きで嵌めるので、中心の墨が正確でないと目違いが生じます。

ほぞ穴を角鑿盤であけましたが、留めを切ってみると、あけられたほぞ穴はごく一部でした。
あとは手で掘らねばなりません

ほぞの幅は4分。手持ちの穂と首の長いのみを総動員。4分以下の鑿はほとんどが薄鑿・・・。
3分の叩き鑿は、首の両脇を口金までグラインダで削って細くしました。それでも穂先から口金まで12cm程。
これでは、鑿だけで掘るのはちょっと困難。
もっと首の長い穴屋鑿でもあれば良いのですが・・・。

いろいろ考えた結果、ほぞ穴の一番奥の部分だけドリルで下穴をあけ、側面は鋸で挽くことにしました。

この大型畦引き鋸、昔、田中米吉さんに特別に打っていただいたものです。
これで道をつけ。

最後は、普通の大きさの畦挽き鋸で深く挽き込みます。
というと簡単そうですが、縦引きを短いストロークで正確に挽いていくのはなかなか根気の要る作業です。
この鋸は、高見澤秀一郎さんからいただいたものです。目立てをして大切に使っています。

鋸で穴の側面を挽いた後、鑿で少しずつ落とし必要な深さまで掘りました。

仕上げは突き鑿。千代鶴貞秀作です。欅がサクサク削れます。

ほぼ完了。最終の詰めは鯱道を掘ってからになります。

すべて完了したところで一度仮組みしてみました。

少し目違いはありますが、ねじれもなく納まり、一山越えたという感じです。

墨に沿って、昇降盤でほぞを切ります。ほぞは相欠きで嵌めるので、中心の墨が正確でないと目違いが生じます。

ほぞ穴を角鑿盤であけましたが、留めを切ってみると、あけられたほぞ穴はごく一部でした。
あとは手で掘らねばなりません

ほぞの幅は4分。手持ちの穂と首の長いのみを総動員。4分以下の鑿はほとんどが薄鑿・・・。
3分の叩き鑿は、首の両脇を口金までグラインダで削って細くしました。それでも穂先から口金まで12cm程。
これでは、鑿だけで掘るのはちょっと困難。
もっと首の長い穴屋鑿でもあれば良いのですが・・・。

いろいろ考えた結果、ほぞ穴の一番奥の部分だけドリルで下穴をあけ、側面は鋸で挽くことにしました。

この大型畦引き鋸、昔、田中米吉さんに特別に打っていただいたものです。
これで道をつけ。

最後は、普通の大きさの畦挽き鋸で深く挽き込みます。
というと簡単そうですが、縦引きを短いストロークで正確に挽いていくのはなかなか根気の要る作業です。
この鋸は、高見澤秀一郎さんからいただいたものです。目立てをして大切に使っています。

鋸で穴の側面を挽いた後、鑿で少しずつ落とし必要な深さまで掘りました。

仕上げは突き鑿。千代鶴貞秀作です。欅がサクサク削れます。

ほぼ完了。最終の詰めは鯱道を掘ってからになります。

すべて完了したところで一度仮組みしてみました。

少し目違いはありますが、ねじれもなく納まり、一山越えたという感じです。