日本文化財漆協会の会員漆芸展が3年ぶりに開催されます。
会期、会場は下記の通りです。
今回出品する作品を紹介します。
栃蘇芳染拭漆ボンボニエール「玉響」 直径約10.6cm
蓋を開けると
掛け子付きの器になっています。
11月静岡で開かれた「うつわ展」でグランプリをいただいたものとほぼ作りになっています。
もう一つは、
栃拭漆丸棗「玉響」 直径約7cm このシリーズにはすべて「玉響」の名前をつけました。
普通の丸棗とは少し構造を変えてあります。
これは、「うつわ展」に出品した「茶入れ」より一回り小さい形状です。
今回の漆芸展には、「一滴の漆から 酒宴を彩る」という副題がつけられています。
副題作品も出品できますので、それに合わせてぐい呑みを制作しました。
「玉響」と同じ栃を挽き、蘇芳で染め拭漆で仕上げました。左のぐい呑みは拭漆のみ。
何れも日本産漆を用い、栃の杢をより美しくさらに丈夫に仕上げるため、最終はくろめ返し漆を用いて拭いています。
この漆芸展には、人間国宝の先生方を始め、全国の漆芸家の皆さんの作品が展示されます。
お近くの皆さんは是非会場に足をお運び下さい。