Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

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親父へ

2015-07-04 00:07:10 | 日常のこと
今日は親父の誕生日、7月4日です。

今になって思います。
親父は親父なりに、家族を大切にしてきたんだなと。親父なりに頑張ってきてくれたんだなと。ふと思ったので、伝えたくて手紙を書いてます。



親父は小学校低学年でお父さんを亡くし、親戚の家を転々として、そこから逃れる一心で大学に入ってアルバイトをしながら、ひとり暮らしを始めたと昔聞いたように思います。
だとすると、お父さん像がないから、私達へどう接したらいいのか悩みながらの子育てではなかったのかな。そんなことを今さらながらに考えます。


そして、親父にとってたった1人のお母さん(おばあちゃん)を大切にしていましたね。おばあちゃんが親父の言うことを聞かず、おふくろにきつくあたっても、叱りきれなかった。私が子供だった当時はそんなことわからなかったから、子供心に理不尽さに怒っていたけれど、親父なりにはどうしていいかわからなかったのかな。今ならわかる気がする。だからといって、時は戻らないけれど。


私がたしか喘息気味になって、タバコをやめてくれたよね。親父なりに考えてくれたんだろうな。
そのころには、家族が集まるたびに険悪なムードで家族崩壊していたな。おふくろが首を痛めて、体調がすこぶる悪くなり、体に力を入れると疲れてしまい寝れず。
そんなおふくろを攻撃していましたね。
でも、そんな中でもお弁当を作ってくれたりしたよなとか。
塾に行かせてくれて、大学に行かせてくれて。でも、私たち姉弟は雰囲気が辛くて家を出たくて。

おばあちゃんが亡くなって、気が抜けたようになり、おふくろが第二頚椎を損傷していて、いつ死んでもおかしかったことがわかり、そのせいで死にそうになってから、おふくろを支えてくれるようになり。
佳暖が産まれてからは、私を支えてくれている親父さん。ありがとう。

遅すぎるかもしれないけれど、最近そんなことを考えます。伝えておきたくて、感謝を。いろいろある中で、私達のためにしてくれたことに改めての感謝を。今までマイナス面ばかりに囚われて感謝できなかったお詫びをさせてください。

ちょうど今から、お姉ちゃんの反抗期。もしかしたら、私が親父に昔話したのと同じように娘に言われたらどう思うだろうかと考えてみて、親父の気持ちに少しだけ近づけた気がするのです。

どうか、長生きしてください。
おふくろのために、私のために、子供達のために。そして自分自身のために。

父へ。
誕生日おめでとう。



コメント
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