conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
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クレオパトラとアルシノエ

2009-08-05 01:40:00 | 日記
古代エジプト王朝では近親婚が代々続いていたらしい。日本の古代王朝もそうだった。
純血を守ることが権威の持続につながると見たからなのか、単なる慣行だったのか知る由もない。

先日はTBS「海のエジプト展」を見たが、引き続きNHKの番組でもプトレマイオス朝の最後の女王、クレオパトラとその妹アルシノエの確執が語られていた。

一度は姉のクレオパトラを追放して、女王となったアルシノエは当時まだ15歳だったというから、相当気の強い少女だったと言うだけでなく、周囲に認めさせるだけの知性と才能を持っていたといえるでしょう。

そのアルシノエも、カエサルの援軍を得たクレオパトラとの戦いに敗れ、ローマの属国であったトルコのエフェソスに流された。

カエサルが非業の死を遂げた後、クレオパトラにとっては、後々不安材料のアルシノエを生かして置けなくなった。
そこでアントニウスに頼んで毒殺させてしまう。なんとも血族の血で血を洗う凄惨な一面ではないだろうか。

生き残ったクレオパトラではあるが、彼女もローマ軍によって滅ぼされ、自ら王の象徴である毒蛇に咬ませて毒死してしまう。

最近エフェソスで客死したアルシノエの墓が発見されたそうな、、、
謎の部分もある質素な墓の主は、長い間わからなかった。
遺骨の研究から間接的に、クレオパトラの姿に迫ろうとしている。

クレオパトラは永遠に謎のままで、歴史上に生き続けるのだろうか。
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