conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
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寝つけぬ夜

2009-08-21 23:04:00 | 日記

喧しい声が街の路地を練り歩いています。TVでは候補者の顔がズームアップされて、ぎらぎらと脂ぎっている。時の流れを誰も止めることは出来ないのだけれど、当落の藁をもつかむ心境が党首の額に皺を刻んでいる。

日本人ほど辛抱強い国民はいない、と思っている自分だが、辛抱の極限に来てしまっている現状は、その分恨み辛みとなって自公に跳ね返っている。マンネリ長期政権に対する国民の失望は大きいだろう。変革への熱望が今回の国政選挙に反映されるのか、雪崩を打って示威されるほどの動きがあるのか?

一番危惧されるのは政治が国民から離れてしまっている、と感じられること。官僚政治が国民の生活心情から離れたところで格差を広げ、小泉政権によってますます拡大した。当時は小泉政権に対して経済財政改革の期待が大きく、私も含めて多くの国民が後押ししたのは昨日のようだ。

改革には痛みも伴うが、それが良かったか、そうでなかったかは後にわかる結果だとしても、非正規社員の増大は大企業を利益第一主義に走らせ、多くの労働従事者を経済的に疲弊させた。日本の経済界を米国型に切り替えて、国際競争力をつける狙いもあっただろうが、国民レベルでは相合の関係がずたずたに切り刻まれてしまったのではなかったか。

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