鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

実験と検証

2014年04月20日 20時56分21秒 | Weblog
先日、植物から得られるセルロースナノファイバーの研究がとりあげられている番組を視聴していました。その素材で作ったシートを透明にできないかということが取り上げられていた場面がありました。10年以上前に植物のリグニンを研究されている方からお話をお伺いしたことがあったなと思いつつ、そのシーンを見ていて思ったことは、理系の世界では実験を通じて新しい扉が開いていくことが大切な要素の一方で、文系の世界、政治の世界では試行や実験ということに対してハードルが高いなということです。
もちろん、理系にしろ文系にしろ新しいことに取り組むには相応のハードルがあり、必ずしも好意的に受け止められるとは限らず、逆に反感を持たれることもあることはどちらにも共通することだと思います。しかし、それを越えた先にあるものは、チャレンジを、実験をしなければ、自分で手にすることも目にすることもできないものだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

想像性

2014年04月19日 23時47分44秒 | Weblog
今の時代に必要なのは
大きな想像力じゃないかと思います。
自分たちが子供の時よりSF映画などが進んでいるでしょうか?
そうは感じません。
実際の世の中もきっと。
メトロポリスという映画がありますが、
それ以上の創造性が今あるのかなと思ったりします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鈴鹿亀山のつながり

2014年04月18日 20時17分53秒 | Weblog
今日は鈴鹿と亀山の議員交流会でした。
この時間の間にですが、小さなきっかけかもしれませんが、
共通の課題について意見交換したりしています。
介護保険でつながっている両市は地域医療、地域包括ケアなど
大きな課題があります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨日、今日の動向

2014年04月17日 20時04分03秒 | Weblog
昨日は若松公民館運営委員会の冒頭で、若松地区での地域医療の会開催のお願いと22日に公民館で行われる議会報告会へ足を運んで頂きたいと挨拶をさせて頂いてから、市役所に行き午前中は市議会全員協議会と議会だより編集会議を、午後は有志の財政勉強会に参加した後ジュニアバレーのコーチに。その後、懇親会に途中から参加という動きでした。
今日は昨日耳にした案件に関して担当課に状況調査をしたあと、週明けの段取りと過去の議事録に目を通したりしていました。
状況調査の中ではすこし気になることが。このことには少し注目したいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログに残すのは

2014年04月16日 22時42分03秒 | Weblog
自分のそのときの思考
残しておかないと自分の中から消えてしまったり、
どこかの引き出しに入ってしまったり、
そのことを残しているのです。
いろんなアイディアや考えがあっても、
自分が抱えたままいなくなっては、
あるようでないものになってしまうわけで。
少しでも知ってほしいという気持ちがあるから、
言葉に残しているのがブログです。
けれど、
自分がいなくなった後を考えること、
それ自体おこがましいことなのかもしれないですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

議会基本条例と改選期の課題について

2014年04月15日 19時08分56秒 | Weblog
平成18年の北海道の栗山町議会で議会基本条例が制定されて以降、議会改革とそれに伴う議会基本条例の制定の動きは全国で加速して、鈴鹿市議会でも平成24年に議会基本条例が制定されました。

平成19年の統一地方選挙で当選し現職になっている私は、この間、平成19年から22年の間での鈴鹿市議会での議会改革特別委員会などでの議論はもちろん、市民と議員の条例づくり交流会議をはじめとした議会改革に関する研修や、すずか倶楽部での会津若松市議会の議会改革の取り組みの視察など、鈴鹿市での市民と議員と議会の関係についていろいろ考え取り組みました。平成23年の改選後は、議会基本条例の制定に議員として関わったことはもちろん、外部での議会改革についての研修、京丹後市議会の議会報告会の現場を視察しすずか倶楽部で想定議会報告会に取り組むなど、試行錯誤しながら現在にいたっています。
この間、鈴鹿市議会も基本条例制定後いろいろと変化、例えば議会報告会の開催やタブレットなどの持ち込みの試行などが行われてきており、鈴鹿市議会も着実に進んできています。

そのようなことを踏まえながら考えたのですが、鈴鹿市議会だけでなく議会基本条例を制定した多くの議会が来年の統一地方選挙で改選を迎えますが、条例があるからといって改選で新しく議員となる方たちが、必ずしも議会改革についてこれまでの議論を踏まえた上で立候補されるとは限らないことは、基本条例があるとはいっても議会改革の継続性から考えて、要検討の要素ではないでしょうか。もちろん、現職議員にとっても議会基本条例があるから学ばなくて良いということはなく、不断に学び検証し行動すべきことだと思います。

ですから、この部分について現職の議員は、改選後に事務局も含めた議会全員で議会基本条例の読み合わせを行う機会を設けるようにすることや、あわせて先例や申し合わせなどについても確認と議論の場を持つことなどを、議会基本条例の条文に記載することを検討するほうが良いのではないかと思います。新人議員に対する研修でいいのではないかという人もいるかもしれませんが、基本的に4年で入れ替えが行われる訳ですから、改選直後に行うことは大きな意義があると思います。

また少し違う観点として、すでにそのまちに議会基本条例があるということは、議員への立候補にあたって知っておくべき必須事項といえるのではないでしょうか。まだ制定されていないのであれば別ですが、議会基本条例が制定されているのであれば、そのことを知らないまま立候補することは少し理解しにくいものです。

議会基本条例のあるまちでは、議員立候補にあたって基本条例を学ぶことと、改選後の議会全体で基本条例を確認する作業を入れることを検討することは、そのまちの住民の方々にも議会にも重要なことだと思うところです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文化の伝承

2014年04月15日 12時17分53秒 | Weblog
24回目となる大黒屋光太夫墓碑供養に出席しました。

写真右側がお墓になり、左側は慰霊碑ということになります。左側の慰霊碑は文化財指定を受け、昨年、砂岩でできている碑がこれ以上劣化しないようにと修復作業が行われているのですが、右側については、今年文化財指定の予定で、維持のための処理についてはもう少し状況を見て取り組むということでした。
現場には、大黒屋光太夫顕彰会の皆さんが多数参加され、また地域公民館でコーラス活動をしているサークルの方々が歌を歌うなど、たくさんの方々がみえていました。

参列して気になったことは、この場に集まっている皆さんがご高齢の方々が多いことで、このような活動を続けていくためにいろいろと課題があるということです。ひとつは継続していくために、現在ご活躍されている方々の次の世代、またその次の世代という世代間の連続性をどう作るかということです。若松小学校では地域学習の中に大黒屋光太夫が取り入れられたり、光太夫太鼓という形で地域に根差して子どもたちは触れているのですが、そこから次の段階にどうつなげるかが必要だと思います。
そう考えると、1992年に井上靖氏の原作で「おろしや国酔夢譚」が映画化された動きや、2007年に若松に大黒屋光大夫記念館が建設された動きなど、いま顕彰会でご活躍の皆さんにとって活動と成果がつながった時期があることが、今も熱心に取り組まれていることにつながっているのではないかと思います。ということは、なんらかの形で活動と成果がつながる体験をすることが、やはり必要になるのではないかと思います。
■おろしや国酔夢譚(ウィキペディアより)
■大黒屋光太夫記念館(鈴鹿市HPより)

もうひとつ、先に書いたこととつながることなのですが、資料などについては市として保護し蓄積しているとしても、それを活かす人たち、例えば語り部のような方々になるのですが、このような方々がいなくなると急激に地域文化の伝承が痩せてしまう恐れがあるということです。このような懸念に対して、どのように取り組むかは大きな課題ではないでしょうか。そのような意味では、語り部となる方々がご健在な今のうちに、その方々のお持ちの知識などを引き継ぐ人を育成する必要があるのではないかと思います。この部分についてボランティアではなく、やはり収入を得られる生業として成立するようなフレームを検討するべきと感じます。

あと考えていたことは、企画展示の際に学芸員さんの説明を入れながら1時間程度の動画を撮影し、それを映像データとして保存するといった取り組みもあるのではないかと思います。外部の人たちが取材することもよいでしょうが、地域でそのような映像資料を作成して保存することは、大きなコストがかかることでもないので、十分に検討できることだと思うところです。

今日の墓碑供養で感じたことをまとめました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鈴鹿ロボケアセンター視察について

2014年04月14日 16時30分11秒 | Weblog
今日は午前中に鈴鹿医療科学大学白子キャンパス内にある、鈴鹿ロボケアセンターに会派すずか倶楽部として視察に行きました。

ご存知の方も多いと思いますが、こちらではサーバーダイン社の子会社としてHALを使った機能回復とリハビリに取り組んでいます。HALがあるのは、筑波にあるサイバーダインの直営施設と、子会社としてのロボケアセンターが鈴鹿、湘南と大分の3カ所に現在あるということです。

■サーバーダイン社 HAL下肢用

このHALですが、大学を中心に国内170施設で使われており福祉用として400台が稼働しているということです。うち鈴鹿にはロボケアセンターに5台、医療科学大学に2台があります。介護支援用は開発中とのことで、福島原発事故現場で放射線を遮蔽するための防護服と連携できないかということも研究されているということです。

福祉用についてですが、HALは医療行為として認められていないため、現在は健康保険に対応していないということです。ドイツなどではこのような機器が保険適用となっている場合もあり、そのため保険点数がつくように働きかけを行っているところだと言います。
ちなみに鈴鹿市では3級まで10回まで市からの補助対象になっています。しかし、他の自治体などでは保険対応でないため、ところによっては病院や老健施設で使用している場合は、その施設の持ち出しで行っている場合があるということでした。

■鈴鹿市の補助について(4月5日広報すずか)

HALの使用について、効果のある人は1回でも変化がみられるということです。現在鈴鹿のロボケアセンターでは、1日に平均4人が利用。多いときは8人程度。1回の取り組み時間は60分が目安ということです。昨年9月の開所以降、現在まで70人が利用、50人が補助を受けられていたということです。下肢に装着するのですが、脳こうそくなどで半身にまひがある場合、HALの使用によって上肢にも変化が見られる場合もあるということで、人の意志というものが大切だと感じました。


医療行為としては認められていないため、鈴鹿ロボケアセンターもハルのあるフィットネスクラブという位置づけになっているということです。以前は三重県の補助があったのですが現在は切れており、以前は7~8人いたトレーナーの方などが、現在は2人の体制になり、土日は閉所し平日のみ開所しているということでした。

このような事業について、鈴鹿市として国に保険適用を求める動きをしてよいのではないかと考えますし、また介護保険のメニューに入れることも考えられるのではないかと考えました。ただ、必ずしも介護度が下がることが必ずしもよくないという場合もあるということで、その点は難しいところがあると思います。
しかし一方で、このような機器を使い機能回復を行うことは、脳疾患などで比較的若い年齢で肢体になんらかの障害を持たれた方には有効ということです。そう考えると、介護度を下げて福祉の負担を軽減するという視点ではなく、障害を持たれた方の機能を回復しその方の人生の可能性を広げるという視点で取り組むことが、まちにとって意義のあることだと思います。
今後、鈴鹿医療科学大学白子キャンパスを中心にライフイノベーションの取り組みと連携させることを、鈴鹿市は真剣に考えるべきだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鈴鹿のスポーツで気になること

2014年04月13日 22時15分37秒 | Weblog
ちょっと気になっていることがあります。
検証しているわけではないので、あくまで私的な感覚としてです。
それは、余暇活動のスポーツに参加する人が減っているように思うのです。
自分の参加している鈴鹿でのバレーボールなど狭い範囲のことなので、
それをすべてに当てはめるつもりはありません。
ですが、参加していないのか、参加できないのか、
どちらにしても、なぜなのかを考えることは大切と思います。
というのは、これからの国内経済や地域経済を考えたとき、
スポーツ活動を通じた消費は重要な要素のひとつと思うことと、
やはり、個人の心のゆとりや生きがいということについて、
今の社会で本当に目が向けられているのか、
私たちは注視し考えるべきだと思うからです。
個人の心や身体によるものなのか、経済活動によるものなのか、
夫婦間の問題なのか、家族の問題なのか・・・なんにせよ、
はじめは“ できない ”だったことが“ しない ”に移行してしまうと、
“ する ”きっかけのハードルが高くなってしまうでしょう。
そのことが幸せなのかどうかも含めて、
私たちには考えることがあると思います。

モータースポーツのまち鈴鹿は、
すべてのスポーツに取り組む人たちに魅力あるまちでありたいですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝に考えたこと

2014年04月12日 21時37分55秒 | Weblog
新聞などの報道で政党と地方議員の関係を選挙でつなげる表現があるのですが、そのことがときどき気になります。
たしかに、国会での議席数を確保を考えたとき、選挙での集票に地方議員の存在が大きいことは事実だと思います。また、その地域の地方議員が政党に所属していることを地域の人たちも認知していることは政党広報の一環にもなりますし、いろいろな集会への参加者の動員など政党の認知度をあげる支援も期待できることもあるでしょう。同時に逆の関係、地方議員選挙において候補者にとっては国会議員とのパイプがあるとアピールできたり、国政選挙での貢献に対する票の配分といった形などで見返りが見込めることも、政党と地方議員の関係にあると思います。
そのような部分があるので、政党と地方議員についての報道はそういう考えもあるなという程度に個人的に受け取っています。

ただ、このような政党と地方議員の関係、地方議会での構成なども含めたそれは全国一律ではなく、それぞれの地域性などの違いもありステレオタイプに語れるものでないことを実感しているので、メディアからみた国政と地方議会・議員という関係のという切り口が、ひとつの視点だけに思え違和感があります。また、議会改革の動きの中で学んだことや、多くの自治体議員や首長の方々と交流を持たせて頂き国政と地方議会の関係について自分なりに考えていることもあり、よけいにそう感じるのだと思います。
例えば地方議会のあり方について、山梨学院大学の江藤教授の「チーム議会」という表現や、県教育長も務められた元四日市大学教授の竹下先生の「過去地方議会は国に対してものを申す存在だった」という話などを考え合わせると、選挙を通じての関係以上に地方議会と国政について考えることがあると思います。

いま地方議会と議員は、議会のあり方を検証し見直す時期の途中だと思います。軸となるのは住民の方々との関係であり、自治を担う二元代表の一翼という立ち位置であるといえます。報道においても地方議員についてその観点で考え取り上げてもらいたいと思います。そこがないままこれまでの通念や価値観で、地方議員と政党の関係を取り上げることは、読者つまり住民の方々にとって偏った情報になると思います。国政とのつながりを否定するわけではない、けれども地方議員は自治体議会として国と対峙できる存在であることを、住民の方々と議員が共有することが必要ではないかと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする